私の今までの人生の中で、最もやりがいがあったと思える経験は、同じ目標を持つ友人と切磋琢磨した大学院の学位取得です。
博士課程は茨の道で、心身ともに大変なことがたくさんありました。
しかし同じ目標を持つ友人がいたからこそ努力できたのだと思っています。
お互いを高めあえる
同じ目標を持つ友人と傷の舐めあいをしていたら意味がありません。
しかし、彼女とはお互いに似た分野での博士号取得を目指し、困ったところを相談しあい、教えあい、切磋琢磨してきました。
それによって、自分が知らなかったことを教えてもらうことも多く、自分が相手に教えることでより知識を得たところもあります。
そのため、同じ目標を持つ友人はお互いを高めあえる関係だと学びました。
困ったところを理解してもらえる、何が必要なのか分かってもらえる、それによって助けてもらうことができ、自分も相手に貢献できる。
そのような有意義な人間関係を培ったのです。
精神的な支えになる
博士号取得は簡単なものではありませんでした。
自分の研究を批判され、改善方法がわからない、どうしたら良いのかわからない、そんなこともありました。
研究者の方々との人間関係に悩むこともあり、精神的に疲れてしまうことも多かったです。
しかし、お互いに同じ目標を持ち、努力をしているからこそ、そのような気持ちを理解してもらえることも大きかったです。
人間は、自分の知らないことに関しては想像するしかできませんが、同じ目標を持つ友人であれば同じ環境にいるわけですから、自分の悩みをわかってもらえます。
特に何かが解決するわけではなくても、自分の悩みをわかってもらえる、同時に相手の悩みを理解できる、これは人間関係において非常に大きいと思いました。
一生の友達を得る
彼女とは一緒に博士号を目指し、数年の間、一緒に努力をしてきました。
そして同時に卒業することができました。
端的に言えば彼女は戦友であり、大変な戦場を一緒に走り、そこを駆け抜けて勝利した仲間です。
同時に彼女は一生の友人であり、この絆がなくなる事はないでしょう。
卒業し、それぞれの道を歩き始めた今も、困った事は正直に話すことができますし、自分の弱みを見せることができる存在です。
同じ目標を持つ友人と走る事は、それによって固い絆を作ることであり、一生の友達を得ることだと思っています。
同じ目標を持つ人と仲良くすると言うと、どうしても相手の出方を伺ったり、自分が上であることを確認したり、傷を舐めあったり、そんなネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれません。
しかし、そんな事はありません。
同じ目標を持つ友人と一緒に洗上を走り抜くことで固い絆が出来上がり、なおかつ走り抜くだけの活力を得られるのだと思います。
あなたがもし今、何か叶えたい夢を持っているのなら、同じ夢を持つ仲間を探してみてください。
きっとお互いに高めあい、助け合える大切な友人になれると思います。