誰かに感謝を伝えたい、なりたい自分に近づきたい、夢は十人十色でそれぞれです。
今回は「両親を温泉旅行に連れていきたい」という夢をご紹介します。
愛情いっぱいに育ててくれた両親のもとから、急に巣立つことになったにも関わらず、ずっと応援してくれた両親に思うこととは…?
愛情いっぱいに育ててくれた両親
私は20年以上、自分の両親と当たり前のように一緒に暮らしていました。
専業主婦だった母は、手料理を毎日作ってくれました。
私は母が台所で夕食を作っている横で、その日あった学校のことや友達との会話など、毎日毎日、伝えていました。
私は社会人になっても実家から会社に通っていましたが、ある日、急に親元を離れることになりました。
突然の結婚、退社、出産を支え、応援してくれた両親
1人暮らしさえしたことがなかった私親元を離れることになったのは私自身の結婚のためでした。
正直、自分が結婚なんて、ずっと先のことだと思っていました。
妊娠をした私は彼と話し合った結果、早急に式を挙げ、結婚し、私は子どもを産み、家庭を築くことにしました。
急ピッチで準備がなされた結婚式の参加者は、私と彼と、お互いの両親と、数人の親戚の中でした。
披露宴では、結婚式定番の、花嫁からの両親への手紙を読みました。
自分がいかに恵まれた家庭で育ったかということ、特にいつも専業主婦で家にいた母には甘えてしまってきつい言葉ばかりかけてしまったこと……。
それから、いつもいつも、お互いを思いやり助け合って生活していた母と父のように、新しい家庭を築いていきます、と手紙を締めると、母は泣き、父は涙目でした。
私も、声が震えてました。
それから始まった新生活では、つわりに苦しみながら、はじめて自分で毎日家事をする日々でした。
家事をするようになったある日、自分が思ったよりも料理を作ることができるのに気が付いたんです。
習っていないけれど、何となく出来ることばかり。
そのときに自然と、母が料理する姿を見ていたことで、自分も料理できるようになっていたと気づきました。
このとき初めて、私が自然を料理を覚えられたのは母が毎日、手料理を食べさせてくれていたおかげなんだとやっとわかりました。
それに気が付いたとき、本当に、涙があふれそうになりました。
いつか両親と温泉旅行にでも行くのが夢!
今は赤ちゃんも無事生まれ、初めての育児に翻弄されています。
時には育児のことでぶつかり合うこともありますが、母は優しく、私をいつも助けてくれています。
赤ちゃんが可愛くて可愛くて仕方がないという両親を見ていると、結婚・出産は突然でしたが私の選択は間違っていなかったと思えます。
ただ、私はまだ親孝行ができていません。
突然家を出て、結婚し子どもを産み、今もまた、育児で助けてもらってばかりです。
両親は孫がいるだけで親孝行してくれたよ、と言ってくれます。
しかし、育児が落ち着き、私が復職したら両親を温泉旅行に連れて行くなど親孝行していくのが、今の私の夢です。
どんなときも応援してくれる人に夢で恩返し
子どもが自分の道を切り拓こうとしているとき、最終的に親は子どもの道を応援するものではないでしょうか。
今回ご紹介した方も、思いがけない進路選択があったようですが、どんなときも彼女を応援して支えてくれる両親のおかげで幸せな日々を過ごせているようですね。
自分を応援してくれる人への恩返し、どんなことができるか考えるのもわくわくします。
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