私は大学院時代に、環境問題について研究し、その成果として論文を学会の全国大会で発表したいという夢がありました。
そのために、多くの資料を調べ、調査に出かけ、データを集め、それらをまとめ毎月のゼミで発表し、修正し…
といったことを寝る間を惜しむほど繰り返す必要があり、その苦労や困難に何度も直面し、時に辞めてしまいたいとさえ思っていました。
そんな時に私を支えてくれたのが、昔から伝わることわざの存在です。
(背中を押してくれる言葉の力)
私が夢を叶え、目標を達成するために努力をし続けられた原動力となったことわざは、「千里の道も一歩から」です。
このことわざには「たとえ千里という長い道のりであっても、まずは足元の一歩から始まる。どんなことも、小さな積み重ねが大切」と言った意味がありますが、私はこのことわざを、二通りに解釈することで、くじけそうなときも、踏ん張ることができました。
1.大きな夢や目標も、一歩一歩の積み重ね
大きな夢や目標を掲げると、何から手をつけてよいのか分からず、つい挑戦することを恐れてしまうことがあります。
それは、完成形しかイメージ出来ておらず、その夢や目標を叶えるためのスモールゴールが落とし込めていないからかも知れません。
そんなときに私が心がけたのは、このことわざから得られる気づきです。
つまり、「大きな成果も、紐解いていくと、それは日々の小さな努力によって成されている」ということです。
私の場合、まずは論文を完成させるという目標のために、いつまでに何をやらなければいけないのか、そのためにはどんな準備が必要か、ひとつひとつ紐解いていきました。
すると、少しずつ、次にやることに迷いがなくなり、自分の歩むべき道が具体的に見え、前向きに挑戦することが出来ました。
2.まずは一歩歩きださなければ千里の道のりは絶対に達成しない
歩き出す道が決まったら、たとえそれがとても長い道のりに感じても、まずは一歩を踏み出すこと、その一歩をとまどわないことが大切だと思います。
歩き出さなければ、目標や夢は絶対に達成されません。
ところが、いざ歩いていると、さまざまな困難が待ち受けているかもしれません。
「きっと自分には出来ないのではないか」
「自分には向いていないのではないか」
私自身研究をしていると、思うようなデータが取れないこともたくさんありました。
しかし、くじけそうになるタイミングでも、このことわざが力を貸してくれました。
千里のゴールにはまだまだ道半ば、諦めずに歩き続けること。
このことが、夢や目標を叶えるためには必要不可欠だと思います。
私は夢や目標を叶えるために、ことわざから気づきや勇気を得て、諦めずに頑張ることができました。
ぜひ、皆様にとっても夢や目標を叶えるための原動力になってくれたら、とても嬉しいです。