あなたは「もし自分が〇〇だったら!」などと思い描いた経験はありますか?
ここでは、皆さんの「転生したら叶えてみたい夢」をご紹介しています。
転生したらどうやってその夢を叶えるか、考えていただきました。
今回はカンフーマスターになりたいという方のご紹介です。
カンフーマスターの夢
もし転生したら何になりたいかと聞かれたら、私は真っ先に、カンフーマスターになりたいと答えます。
その理由は、幼い頃に父に見せられた映画「ベスト・キッド」が、とても印象に残ったからです。
それ以来、私は女の子ながらに、強さや格好良さに憧れ、母に頼み込んで子供向けの大極拳教室にも通わせてもらいました。
しかし当時の私にとって、そこでの練習は、想像していた以上に地味で、退屈に感じられてしまいました。
それでもいつか派手なアクションもできるようになるはずだと信じて教室に通い続けて、やっと面白さがわかってきた小学校低学年のある日のこと。
脚に大きな怪我をしてしまい、大極拳の教室に通うこと自体、諦めざるを得なくなってしまいました。
その後ケガは治りましたが、もう激しい運動はできなくなってしまったので、カンフーマスターは転生したら絶対に叶えたい目標と言えます。
良い師匠を探せ
私が考えるカンフーマスターへの第一歩は、まず良い師匠を探すことから始まります。
良い師匠は3年かかっても探せとはいいますが、武術に関してはまさにその通りだと感じます。
それでは、良い師匠とはどんな師匠なのでしょうか。
その答えは人によって違うかもしれませんが、強さと優しさを兼ね備え、自分の芯をもっていて、支配や搾取をしない人こそが良い師匠だと私は考えています。
なぜなら、そういった人こそ尊敬できる人だからです。
日々の修行
そして、次に修行です。
勿論、手を抜いたり弱音を吐いたりはしません。
いえ、弱音は吐くかも知れませんが、苦しくても辛くても基本が一番大切なのです。
基礎的な体力や技術を身に着けると同時に、精神性も高めていく必要があります。
言われたことだけをするのではなく、自分で考えたり、様々なことに対する知見を深めていくのです。
中国にある武当山に登る修行も欠かせません。
ベスト・キッドのドレも、私が幼い頃に大極拳を教えてくれていた先生も、武当拳の発祥である武当山に登りました。
流派にこだわっているわけではないので、師匠に認められたら旅をしながら、色々な流派のライバルと戦いつつ、更なる学びを得ながら強くなっていきます。
そして、いつか自分の流派を作り、私もまた、強くなりたいと志願してきた内の一人か二人を弟子にするのです。
そもそもカンフーマスターとは?
ここまで書きながら、カンフーマスターとは何なのか?を今一度自分自身に問いかけてみました。
自分以外の多くの人間に認められたり、戦いに勝つことも確かに大切です。
いくら修行しても、すぐに負けてしまうほど弱かったら、マスターとは到底言えないでしょう。
それでは、例えばただ単に大会で優勝しただけ、多く勝ってきただけの人間も、カンフーマスターとは呼べないと思います。
極限まで自分と向き合って精神性も高め、自分で自分を鍛え抜いてきた者こそ真のカンフーマスターなのではないでしょうか。
今の人生でも、小さい頃から憧れていたカンフー以外のもので、私もいつかそうなりたいものです。
しかし、転生して別の人生があったなら、迷うこと無くカンフーマスターを目指して修行の旅に出るでしょう。