頑張ってる人の毎日を応援するSNS「KiKYU」と連動しスタートした番組「KiKYU」。
2022年6月11日(土)配信スタート分の内容をお届けします。
[配信日:2022年6月11日(土)]
いつもの雰囲気で番組スタート
出演者はあべこうじさん、石田安奈さん、星咲英玲奈さん、曽田茉莉江さんの4人です。
あべこうじさん(以下会話時の表記:あべ):頑張っている人たちをHappyに応援します
石田安奈さん(以下会話時の表記:石田):頑張ってるあなたを応援します
星咲英玲奈さん(以下会話時の表記:星咲):頑張ってるおじいちゃん、おばあちゃんを応援します
曽田茉莉江さん(以下会話時の表記:曽田):頑張っている皆さまを応援します!
--一同拍手--
曽田:
頑張っている人の毎日を応援し合う番組「KiKYU」です。
司会進行を務めさせていただきます。曽田茉莉江です。よろしくお願いします!
そして世の中をHappyにポジティブにそしてエンジョイをモットーに番組を盛り上げて下さる皆さんです!
あべ:
どうもーあべこうじでーす!
石田:
どうもー元SKEの安奈でーす!
星咲:
どうも―モデル芸人の星咲英玲奈でーす(変顔炸裂!)
曽田:
早速ですね、今回のテーマなんですけれども、世の中の人のために頑張っている社長を応援するコーナー!
あべ:
よいしょっ!
待ってました〜前回はイケメンでしたけども……
前回のイケメンの正体が分かるYouTube動画はこちら!
▶▶ 【KiKYU】鰻屋オーナーの夢とは!?頑張ってる人の毎日を応援!◀◀
星咲:そうだよ~
あべ:
そしてウナギが美味しかったですけども……今回は何が美味しいもんがでるのか!
石田:
待ってるよ!
曽田:
本日は……ありません!
星咲:
食いしん坊だな!
本日のゲストさん登場!「もっとメイト」とは?
曽田:
今回はですね、ゲストとして「もっとメイト」というシニアの豊かな暮らしをサポートしていく事業を展開されている会社の赤木社長にお越しいただいてます!
一同:よろしくお願いします!
曽田:
さてそれでは赤木さん、早速ですが自己紹介を含めまして今取り組んでいる事業、頑張っていることについてお話しいただけますか?
赤木 円香(以下表記:赤木):
株式会社MIHARUの代表をしております、赤木 円香と申します。
「もっとメイト」というシニア向けのライフパートナーサービスというのをやっております。
主に20代の若い大学生が70代、80代のシニア世代のご自宅に訪問して、介護や家事代行以外のことで暮らしが楽しく、より豊かになるようなことをご提案させていただいて一緒に楽しむようなサービスを応援させていただいております。
▶会社・サービス詳細はこちらから
曽田:
すばらしい!
あべ:
聞いた中で、家事とか介護以外という、そこは……プロはプロの仕事がなんかあるんですか?
赤木:
そうですね。元々、私が自分の祖父母にやってあげたいというか、あったらいいなというものがサービスになったんです。私の祖父母は今、93歳と88歳で奇跡の仲良し夫婦なんです。
元々このサービスを始める2年前に祖母が圧迫骨折してしまって。ちょっと体調崩していて……そうすると内気にもなるじゃないですか。
その時に介護認定は下りなかったですね。つまり介護は必要としていない。介護の領域だと睡眠・食事・排泄・入浴この4つをサポートするのが介護なんです。
そこのサポートは必要ないんだけど……例えばご飯を3食作るのが億劫になってきたりとか、昨日までは靴下立って履けたのに今日は履けなくなったとか、先週は1キロ先まで息切れもせずに歩けてたのに今日はそうじゃなくなってしまった。
みたいなちょっとずつこうできなくなっていくこと。でも介護が必要ないという層の方たちが……
あべ:
いらっしゃるんですね。
赤木:
はい、フレイルシニアって言うんです。介護の一歩手前をフレイルといって。フレイルシニアの方たちが3,600万人のシニアの内、約65%とか70%なんですよ。
結局、高齢化社会における介護を必要としてる人たちは、20%ぐらいしかいない。だけど介護以外のところで、暮らしの彩りというか。
人生の楽しみみたいなところがちょっとずつこう減っていくそういう人たちに対してサービスをしたいなというところから始まってるので。介護・家事代行はやらないですって感じです。
あべ:
あー素晴らしい! じゃあそこ(介護を必要とするまで)に手が届かないというか、そこまで行き切れてない人たちの暮らしを本当に豊かにできる!
赤木:
一歩手前の人たちにお手伝いしたい!
あべ・曽田:
面白い!
星咲:
気になるー
あべ:
何がやれるのかね!
夢に一歩……踏み出せた理由とは?
曽田:
元々、食の業界でお仕事もされていたとお伺いしたんですけれども。なぜこの「もっとメイト」というシニア向けのサービスを展開していこうと思われたんですか?
赤木:
大学を卒業してから、食品会社にいたんです。食品会社での仕事をしていたんですけど……元々18歳ぐらいの時から起業家になりたいなっていうのがあって!
それでその経営者は組織で利益を産む人。起業家は組織で利益を産んだ上で社会に良いことをする人。私は起業家というのに憧れがあって。
でも起業家はこう……ない市場を作ってサービスを産むという新しいものを作るので相当大変だし、探求心というか根気がないとできないから。
大学の教授に「人生かけられるようなビジョンとかサービスが見つかるまでは起業したらいけない。それまでは、いっぱい色んな経験とか能力を身につけてまあ準備しなさい」
石田:
良い先生!
あべ:
良い先生だね
曽田:
すばらしい
赤木:
っていう形ですごい言われていたので、こう色々勉強しながらあのどうやったら人生かけられるサービスとか。巡り会いたいなという風に思ってたんです。
その時にさっきの祖母のことがあって、「私……おばあちゃん、おじいちゃんのためだったら人生かけられるな」と思ったんです!
あべ:
まさかそんな身近に人生かけられものあるとはね
赤木:
そうなんです!
あべ:
本来はみんなもあるのかもしれないけれども、それが気付ける・気付けないじゃだいぶ大きいですよね、違いが。
赤木:
そうなんです。だからその時に祖母が圧迫骨折してしまったっていう……元々うちの祖母って、自分で言うのもなんですけど……すごい綺麗なんですよ!
一同:おお!
赤木:
すごい自慢で!
福島出身で、色が白くて、鼻が高くて、孫がみんな女の子だったので祖母みたいに歳を重ねたい、「おばあちゃんになりたい」ってみんなが言っていて。
星咲:
おばあちゃんの美しさを受け継いで。お肌白くて奇麗だし!
赤木:
そのおばあちゃんにみんな憧れがあったんですけど。毎週末のように着物を着て茶道に出かけたりとか!
星咲:
えー憧れる!!
曽田:
それはおばあちゃんになりたい!
赤木:
そうなんです、本当に!
ご飯もいっぱい品を出して、あの料理も完璧で、いつもチャーミングで、着物ができて、書道とか裁縫とかも全部祖母から私は教わっていて。
そういうなんか憧れの祖母がちょっとしたことをきっかけにこうガタガタって……ね、変わってしまうっていうのがショッキングで。
おばあちゃんこそ本当に最後の1分1秒、最後までこう幸せを謳歌して欲しいっていうのがすごいあって……私のおばあちゃんが変わっていってしまうみたいなのがすごい嫌で。
だから勝手にすごい使命感を燃やして、「起業しよう」って思いました。
星咲・曽田・あべ:
カッコいい!!
星咲:
でもそのなんか想いの源になるものがあれば芯も曲がらないし、熱量っていうのもずっと上がったままですごい良いと思う。
大好きなおばあちゃんが最初のお客様
曽田:
今の活躍ぶりをおばあちゃんはどういう風にお話されてますか?
赤木:
今の会社をやるようになってから、見ず知らずというか……まあサービスを通じて出会った方のご自宅に私も今でも週何回か訪問していて。
そのうちにあのはっとしたのがこの仕事を通してどんどん忙しくなってしまって。自分の祖母との時間がなかなか取れないと思ったんですよ。
そのタイミングで母が同じマンションに祖父母を引き取ったというか。
同じマンションにいるのでちょっとオンラインの打ち合わせとか終わったら、「おばあちゃん!!」みたいな、「お腹すいた」みたいな感じで(笑)
このサービスを通じて色々気付きもあったからこそ、より祖母との関係も近くなった。
やっぱり1番最初のお客さんみたいなペルソナが。だから新しいサービスをする時とか新しく何か色々と企業とのアライアンスとかやる時も「おばあちゃんどう思う?」みたいな感じで。
あべ:
聞くんですね!
赤木:
こないだも会社の「もっとメイト」って書いてあるTシャツをまさに作るときも色が2色、どっちか迷ってた時も持っていって、「おばあちゃんだったらどっち着てる人が良い?」みたいな感じで。
赤と黄土色、どっちがいいって聞いて。「こっちの方が上品だからこっちにしなさい」とか。
あべ:
現場の声だよね
赤木:
現場の声がその場で(聞けました)!
星咲:
プラスアルファ、そのおばあちゃんを尊敬しているというのがあるから、おばあちゃんが決めたことだったら絶対に(良いという信頼がある)という!
あべ:
そりゃそうだよね
赤木:
そうですね、本当に祖父母の意見がサービスにどんどん反映されるっていうのは良いかなって!
あべ:
面白いなあ
星咲:
みんなHappyだ!
おばあちゃんのための行動とは……?
あべ:
どうやって最初、おばあちゃんを助けたんですか?
赤木:
なんかあの、結局シニア世代の方たちってできなくなることがちょっとずつ増えてくる。自己効力感とかなんかこうできる気がするっていう気持ちがどんどん減っていく。
あべ:
そうですね、意識がね。
赤木:
そうなんですよ。
漠然とした孤独感みたいなのが増えてくるという中で、徹底的にその祖父母世代の人たちに傾聴・対話を通して、とにかく話を聞く。
そしてその方の悩みだったり、実は隠れた潜在希望みたいなのを聞くことをまずはやっていこうと思って。会社の行動規範にも傾聴・対話って入ってるんですけど。
だからご自宅に行って、とにかくいっぱいお話を聞いて、この方はお出かけが好きなんだ、じゃあお出かけの提案しよう。
この方はカラオケがすごい好きなんだけど、コロナになってなかなか行けなくなったからじゃあ一緒にTikTok撮ろうみたいな感じで。なんて言うんですかね、傾聴して、お客さまの本音……
あべ:
ニーズに答えてね
赤木:
そうですね、ニーズに(対して)提案するっていうことを徹底してやっています。
星咲:
専任(の方)がいるんですか?
赤木:
そうです!
会社にインターンという形で大学生が16名いて、社会人の方も何人かいます。その方たちは大体1人、3〜4人の専属のお客さんを持っているんです。
その人(3〜4人の専属のお客さん)たちを週に1回とか、月2回とかの形で訪問し、顧客転用していくという感じになります。
曽田:
ん-なるほど
あべ:
まあまあ、本当にそれが必要になってくる人たちがこれから増えていくわけですもんね。少子高齢化を考えた時に。
星咲:
でもプラスアルファ、私たちが忘れかけている本質をおじいちゃん・おばあちゃんたちが教えてくれる時もあるから、本当にお話ししていて勉強になることもありますよね。
赤木:
このシニア世代向けのウェルビーイングっていう領域の一番いいところは、「やってあげる・してあげる」じゃないんですよね。
私たちがこう何か例えばTikTokとかスマートフォンを教えたりすることもあるんですけど、それはあくまでもそのデジタルとか、新しい世界を私たちはよく知ってるからその世界観を楽しいからお伝えしたい。
一方で戦後のこととか何も知らないし。
石田:
確かに
赤木:
例えば、こう天皇制度とか政治とか経済とかやっぱ疎いじゃないですか。だからまだまだ、このゆとりど真ん中世代なので……こう人生切り開くみたいなのもその世代の方たちからしたら弱いから。
だけど直属の家族とかに言われるとうるさいよって。
あべ:
なる!!
星咲:
あー確かに
赤木:
そういう斜めの関係で会うと本当に(話や考え方が)入ってくるんですよ。
星咲:
確かに確かに
赤木:
なので私もこの2年間で一番変わったなと思ったのは言葉遣い。シニア世代の方は言葉が奇麗なので。
「やばーい」とか「超すげー」みたいなことを言ってはいるんですけど(使用頻度は)減ったかなと思って。
あべ:
とてもすごいですね……って。
曽田・石田:お上品!
赤木:
本当にそういうところは変わる。大学生たちもコロナだったのでなかなか学校に授業で行けないじゃないですか。
そうすると例えば広島から出てきて、法政大学に通ってます。
でもなかなか友達とかに会う機会がないという時にシニア世代のご自宅に行くと、こんなに喜んでくれるんだっていう感じで玄関を開けてくれるんですよ。
そうすると大学生側もQOL上がるじゃないですけど、こんなに必要としてくれてるんだとなるのでそこでも世代間交流が生まれ、両方Happyっていうのが(あります)!
あべ:
本当だったら一家族でおばあちゃんいて、お父さんお母さんいて子供たちがいるみたいなのが良かったんだよね。
赤木:
そうなんです、そうなんです!
あべ:
それが今、なくなってる中でいうと、斜めだけれどもそんな存在が出来たっていうのは、すごくでっかいですよね。
星咲さんも経験した、世代間交流!
星咲:
私も小学校の時、まったく知らないおじいちゃん・おばあちゃんですけどなんかホウ……なんていうんですかロイヤルじゃなくて……
赤木:
老人ホーム?
星咲:
老人ホームに!
あべ:
ロイヤルホームって……ロイヤルってww
曽田:
高級な老人ホームみたいな
あべ:
すごいじゃんww
星咲:
老人ホームに1人自分の専任のおばあちゃんがいて、そのおばあちゃんにいつも会いに行く活動をしてました。
あべ:
へーボランティアで?
星咲:
はい、ボランティアで。学校の帰り道に「おばあちゃーん」とかいってお花持っていったり、今日学校でこんなことがあったよって話したり。
赤木:
すんごい素敵
星咲:
そしてすごく喜んでくれるんですよ。それが今でも記憶に残ってる。すごい自分としても大きいものだなって思って。
赤木:
本当に
星咲:
「また明日も頑張ってね」と言われたら、学校行こうってなりますし。
赤木:
そういう心の奇麗な方に、うちのパートナーに入ってもらうと自然とそういうことが(できるし、思える)。
例えばバレンタインの日とかに会社からは何も言ってないのに20代そこそこの男の子がバラの花とか一本買って(お客様に)持っていくんですよ。
石田:
えー‼
曽田:
かわいい
赤木:
80代、70代の方に「今日バレンタインなんで」みたいな感じで!
そうするとこんな貰ったことないってなるし、お誕生日とかもケーキを「フーッ」ってやる経験ってあんまりないじゃないですか。
そういうのも盛大にケーキを持って行って(お祝いする)。クリスマスの時とかはサンタの帽子とか持っていって、みんなでワーって。
あべ:
絶対に若返るじゃん! 30年は付けてなかったであろう紅を塗るよね。
曽田:
紅を塗る!?
星咲:
紅を塗って待ってるわ! もう恋ですよ、もはやLOVE!
あべ:
それはいいですね
曽田:
お互いHappyですね、本当に。
赤木:
だからそれで喜んでいただくと、こちら側も本当に嬉しい。
星咲:
そもそも赤木さんそういう人間だから、そういう人が集まってくるんだと思う。いい人ばっかり!
あべ:
そうでしょうね、だってそんなサービス考えつくなんてね。
曽田:
おばあちゃんから繋がってね、その愛が引き継がれますよね。
収録当日にも赤木さんにHappyなできごとが!
赤木:
今日もすごい嬉しいことがあって!
Slackっていう会社の連絡ツールみたいなやつにこう何でも話す雑談チャンネルがあるんですね。
そこにポンて上がってきた内容が……「あの皆さん。全く仕事は関係ない、私事なんですけど、嬉しかったから共有します」と大学2年生の子がコメントをしてたんです。
その内容が「引っ越すにあたって毎日毎日大家さんと仲良くなったら、大家さんが僕の大好きなカレーを持ってきてくれたから、僕もMIHARUを通じてもっとMIHARUを日本にとどろかせていくから頑張りますっていう熱い会話をしました」
みたいなのが投稿されていて、なんかそういう子たちが集まってきてるんだなと思うと、これはなんていい会社なんだろう、誰か作ったんだろうって思うくらい!
あべ:
自分、自分!!(笑)
星咲:
あなたです!! 赤木さーんww
赤木:
信じられないなって本当に。自分の会社じゃないみたいに思って。なんかそう本当に自分の会社なのかもしれないんですが、そういう良い電波がすごい通じてて(嬉しい)。
あべ:
でもやっぱみんなが成長させてくれてるみたいなところは絶対あるし。その広がりもそうやってやっぱ笑顔がね、あってこそだと思うのでね。
星咲:
でもそもそも赤木さんがそういう雰囲気を作ってないと、そういうところに説明するのって、すごい勇気がいることなんですけど。
あべ:
だって最初からね。ジジイとババアから金取るぞみたいな、そんな雰囲気からスタートしてたら。
星咲:
やめなさーい!
石田:
違うと思う!
あべ:
絶対違うよね
星咲:
だからHappyを感じた時に、あの人に言おうって思うことがあるじゃないですか。ここのメンバーもそうなんですけど、あ今度会ったらこれ言おうみたいなことをその会社でできてるってことがすごいなって!
あべ:
すごいね
曽田:
素晴らしい
星咲:
なんか会社の連絡ノートなんて絶対見たくないですもん。なんか嫌なこと書いてそうって思うのが多分ほとんどだと思うんですよ。
赤木:
勉強になります、頑張ります。
星咲:
それが自然に、周りが自然にそうなっているのがすごいなって
あべ:
普通だったら、皆が言えるところって言ったってなかなか書き込むのもね。
星咲:
そうですよ! ただ、友達とか同僚には言うけどグループに書き込むのは……
あべ:
そうすれば自然に書き込める。ていう状況を作っているということですよ。
星咲:
そうです、心が大きい
あべ:
誰が作ったんですかね?
星咲:
誰かな、誰かな(笑)
赤木:
誰かな?(笑)
星咲:
いや、あなただよ!
夢の起業、壁は高い。赤木さんの乗り越え方とは……?
曽田:
ではズバリですね、20代で起業して良かったなって今思いますか?
赤木:
思います!
若けりゃ若いに越したことないなって思っていて。やはりまず体力がある。寝なくても頑張れる。
あべ:
グスッ!!
星咲:
だいぶでかめの矢が刺さったww
曽田:
一番重いのがww
赤木:
それは若さが大事だなと思うのと。これだったら人生かけるっていうものに出会うまでに、起業を志してから、8年かかってるんですね。
それは結果良かったし、だからここまで頑張れるとは思うんですけど。ただ起業家になってみて思うのは、「起業家という職業というものは起業家になってみないと学べない」と思っていて。
色んな本とか書いてあってそういうのを見て、それこそ学生時代とかに会った経営者とか起業家の方とかに対して、再リスペクトじゃないですけど、本当にやってみなきゃ分かんない。
全部に分かりやすくぶつかっていっているので。「どうせこける」し「どうせぶつかる」ので早い方がいいのかなと思っていて。早いに越したことはないかなと思いますね。
星咲:
まあ先の不安を考えるよりも、とりあえずやってみるとその時にぶち当たった壁に対してどうするかということですね。
曽田:
でもこう20代ながらにシニア向けのサービスを作るっていうのはちょっと不安とかなかったですか?
赤木:
もう不安しかないって感じですね!
なんかちょっと能天気だったなと良くも悪くも反省しているのが……。
夢に出会えたこととか、これにかけたいって思ったことが嬉しくて、ずっと探していたから。だから最初の半年間ぐらいはずっと浮かれてました。
今日も良いお客さんに出会えたとか、今日も夢のために頑張ってるなと思ってワクワクしていたんですけど、途中から気付くんですよね。
「あっシニアマーケットのチャネル戦略も立てられなければ、どういう広告打ったらいいかも分からないし。
そもそもWebマーケティングとかの業界にいたので、Instagramの広告ジャックしたら何か売れる気がしてたんです。
でもそれはシニア世代は、Instagramなんかやってないし……。もう本当に何も分からなくて。
何も分からなかったので、何も分からないことを認めようって思って!
認めて、100人の街頭インタビューを自分でしたんですよ。
星咲:
え、おばあちゃんにとかですか?
あべ:
何がいま必要かとかね
赤木:
その時は、本当に「素敵なマダムの生活実態調査」みたいな。
それで素敵な方にお声掛けしてるんですと言って、今どんな暮らしをしてるのかとか、どういう情報を得てるかとか、お困り事が何なのかというのをひたすらノルマ100と決めてやり続けて!
そういうことをやってきたから、だんだんとこういうことが刺さるのかなとか(分かってきた)
それこそ文字の大きさは、どの大きさだったら認識できて、どの色味とかも何かそういうのもちょっとずつちょっとずつ学んできたという感じで。全然まだまだ何もできないんですけど……。
曽田:いやいやいや
星咲:
それを行動できる人とできない人がね、まずそこですから!
赤木さんが一番楽しいと感じる時とは!
曽田:
今お仕事しててどんな時が一番楽しいですか?
赤木:
やっぱりお客さんといる時が圧倒的に楽しくて!
毎週木曜日は一番最初のお客さんのご自宅に16時から18時に行くんですよ。
だから木曜日のテンションはえげつない高さで(笑)
星咲:
じゃあ昨日だ!(収録日が金曜日でした)
赤木:
そうです、そうです!
だから会社のメンバーとかで朝の朝礼とかやるときも、木曜日だと円香さん今日も気分良さそうですねみたいな感じで(笑)
大体、月火水のテンションより高いっていう感じですね!
あべ:
今日一番低い割には高いですね!
曽田:
余韻が残ってる?
星咲:
違いますよ! 私達のHappyをまた感じてくれてるんですよ(ドヤァ)!
赤木:
お客さんといる時間はやっぱり尊いなと思いますし、私が出会って1年半とかの84歳の方が85歳になってというようになると、色んなことが起きるんですよね。
お会いした時になんか今日ちょっとオーラというか、テンション低いなと思ったら実は立て続けにその同世代の方が亡くなってしまって。
お葬式もコロナでなかなか行けなくてということを色んなことが日々起こる中で、その方との関係値ができていって。
「実はね」とか「誰にも言ってないんだけどね」というような言葉を枕詞に話してくださるエピソードとか聞けたときは、本当にご信頼頂いてるんだなと思う。
良いこのサービスを作って良かったなと。そしてもっと頑張らなきゃなと思います。
星咲:
経営者って、裏手にまわりがちですけど……どんどん自分で生の現場の声を聞くためにとか、表に出てそうやって楽しんでるのがキラキラしていて素敵です。
赤木:
それは、学生時代にあのオイシックス・ラ・大地、当時オイシックスだったんですけど……でインターンしてたんですね、勉強のために。
その時にそのオイシックスの高島社長が本当に上場までされて大きな何百人という会社をやってるにも関わらず、月に1回は必ずお客様のご自宅だったりとかに訪問して顧客インタビューをずっと続けていらっしゃって。
オイシックスに入ると顧客情報とヒアリング結果のファイルをバンっと渡されて、「ここに声はある」って言われるんですよね。
なので、そこで結構、重要性は学んだかなと。
星咲:
じゃあまさに、その経験が街頭インタビューに繋がってるってことですよね!
赤木:
本当にオイシックスの経験が今を作ってくれているなと思います。
星咲:
すべてに意味があったんですね!
あべ:
大学時代、先生に言われてね。色々経験したことが全て今、役に立っているわけだから素晴らしい!
今後も夢に向かって走り続ける赤木社長!
曽田:
今後「もっとメイト」でどのような活動をしていきたいですか?
あべ:
それ聞きたい!「もっとメイト」、もっとちょうだい!
曽田:
「もっとメイト」だけに、もっとちょうだい!
赤木:
最近、会社内で言ってるのが……シニア世代のミッキーになろうと話していて!
ディズニー越え……と!
ディズニーを好きな方がディズニーランドに行って、ミッキーが来たら超うれしいじゃないですか。
そういう存在に私たちもなりたいなと思っています。「もっとメイト」という存在が介護とか医療とかいう領域ではないところでシニア世代の方に本当に意味のあることをやっていけたら……
あべ:
いや、今絶対大事!
赤木:
なっていきたいなと思っていてて。そのためには、今はご自宅に訪問する形でお会いしてやってますけど、自分たちで場を構えて来ていただいたりとか。
結構地域密着で商店街とか地域包括センターでも大体、月に10本ぐらいイベントを毎日やっていて。
星咲:
商店街で、ですか?
赤木:
商店街とか地域包括センターっていうところで、スマホの講座とかやってます。「もっとメイト」さんが来ると場がぱっと明るくなってシニア世代の人もこうワクワクするような空間作りっていうのが、1対1もそうですけど1対複数とかでもやっていきたいなと思ってます。
あべ:
じゃあちょっと声高めの子が募集かかってるんですかね。ミッキーですもんね。
「もっとメイト、来たよー」(高い声)みたいな。
赤木:
そうですねww
星咲:
人形を着てなんかやってるかも(着ぐるみ着用時を想定した動きでウゴウゴとしてる)
あべ:
ミッキーで良いじゃないかよ!
石田:
子ども来ちゃうよ(笑)
赤木:
もう本当にミッキーには負けませんとかみんなで言ってww
曽田:
ご自身では、どういう風に、どんなことを応援して応援されたいですか?
赤木:
まだまだ3,600万人のシニア世代の方の内、介護とか必要とはしてないけれど、ちょっとずつできなくなってることが増えるフレイルシニアって人たちがいて、そこに市場があるっていうことがまず認知されてないので。
そこを(その認識を)増やしていきたいなって思います。例えばシニア高齢化=介護となると、ちょっと暗いイメージになっちゃう……大変そうとか、社会のお荷物みたいな雰囲気になりがちなんです……。
本当に年齢ってただの数字だな、番号だなって思っていて。70代、80代の方で超イケてる方って超いっぱいいるんです!
あべ:
言葉(遣い)習ったんじゃなかった?(笑)
星咲:
私達のせいですよ! 染めたった(笑)
赤木:
会社の企画で、「私たち20代が憧れる次世代シニア」というのを「もっとメイト レジェンド」と名付けて色々企画をやってるんですよ。
そういうイケてるシニア世代が日本にこんなにいるんだよということをもっと発信していきたい。
そういう方がここにもいる、あそこにもいるよみたいな形でお声掛けいただくような応援があったら嬉しいなと思います。
あべ:
「もっとメイト」ファッションショーとかね!
赤木:
良いですね!
星咲:
なんか超有名なインスタグラマーのおばあちゃんで、いますよね?
赤木:
います、います!
星咲:
カラフルなお洋服で! しかも始めたの90歳からみたいな
曽田:
90歳から!?
あべ:
審査委員長にそういう方おいて
赤木:
そういうのやりたくて!
あべ:
楽しそう
星咲:
私たち、行きますよね!
あべ:
モデル、モデル芸人だし!
星咲:
(挙手しながら)歩きます!
「蝶を追いかける人生」赤木さんの原点となった言葉が登場!
曽田:
最後にこれを見ている方に、特にこれから起業したい方とか、世代の違う方に向けたサービスを立ち上げるという方へ応援メッセージを赤木さんから頂けますか?
赤木:
はい。起業をするということは、迷うこともたくさんあると思うし、できるのかなと不安になることがあると思うんです。
私が70代のお客様に「蝶を追いかけるような人生が一番幸せなのよ」と言われたんですよ。
「円香ちゃんは蝶を追いかけるような人生をしてるからすごく幸せなことなのよ。迷ったら挑戦しなさい」って。
迷ったら挑戦を選ぶし、蝶を追いかけるような人生こそ幸せだから頑張っていただきたいなと思います。
星咲:
やっぱシニアの方の仰ることはすごい、重みもあって‼
あべ:
だって俺らの教科書と全然違うから、厚さが。
星咲:
広辞苑より厚いから
曽田:
そのおばあちゃんが蝶って言うのが可愛いですね。
星咲:
挑戦と蝶々!
曽田:
素敵なアドバイスをいただきました。今回のゲストは赤木さんでした!
あべ:
いよっ!ありがとうございました!!
星咲:
これからも「もっとメイト」を応援しましょう!
今回お届けした「KiKYU」では、ゲスト赤木 円香さんにシニア世代向けのサービスについてお話しいただきました。スタジオは終始、笑いとお互いの気持ちへのリスペクトが溢れていました。
世界の状況は、現状で決して楽観視できるものばかりではないかもしれません。しかし、1人ひとりの「頑張ってる人を応援したい」「夢に向かって頑張りたい」という気持ちが大切にされ、増えていけばきっと、まずは1人の周りからポジティブな輪が広がっていくのではないでしょうか。
頑張ってる人の毎日を応援する番組「KiKYU」では、毎回いろいろな夢や目標を取りあげながら、頑張ってる人を全力で応援していきます。見るだけで元気になる番組「KiKYU」。今後の配信もどうぞお楽しみに!
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