「生きがいを見つけたい。けれども何から手をつけていいか分からない」
こんな時もあるものです。
今回は寄付をしたことで価値観が変わったという方のお話。
この不確かな時代を賢く生き抜くためのヒントを話してくださいました。
なんとなく満たされない日々を過ごしている方へのアドバイスをご覧ください。
充実した毎日、けれども心の中は…
私は、とある企業で働いていました。
仕事もそこそこ充実していて、同僚もいたって良い人ばかり。
パワハラめいた上司もいない。
とても平穏な日々をおくっていました。
ところが心の中がどうにも空っぽなのです。
多くのお金があるのに、どこか心が満たされないのです。
ボーナスが出ておいしいイタリアンを食べたり、いいコートを手に入れたりしても、その空洞は埋められませんでした。
「どうして?」と思っていた時に、たまたまネットで見たのが、世界の恵まれない子供たちを支える活動のこと。
月に数千円ほどで、飢えや病気に苦しんでいる子を救えるというものでした。
心の拠り所が欲しかった私は、クリックして資料請求をしました。
数千円でできる、人助けの仕組み
送ってもらった資料によると、最初に口座を指定しておけば、毎月1,500円程度でめぐまれない子供たちを支援できるというものでした。
寄付といえば、お金持ちのお遊びだと思っていた私でしたが、
「1,500円で救えるのなら」と気軽な気持ちになって、登録を行うことにしました。
1,500円なんて、手元にあれば無駄遣いですぐに消えてしまう程度のお金です。
だったら先に口座引き落としにしてもらい、世の中のために少しは貢献したいと思ったのです。
送られた資料に書いてあったURLをクリックして、サイトから寄付の申し込みをしました。
もっと難しい手続きを想像していた私は「こんなに簡単なら、もっと早くやれば良かった」と後悔しました。
生き方に対する考え方の変化
寄付を実施する以前は「人助けなんて、私とは無縁の話」と、どこかで、遠い世界のことだと思っている一面もありました。
けれども実際に自分が「知らない誰かのために、動いている」と、自然に私の心までリラックスできるようになったのです。
「こんな私でも、人様のために良いことができているんだ」とほがらかに思えるようになりました。
最近よく回想するのですが、人生には2つの生き方があると思います。
1つ目は自己中心的な人生。
自分のために好きなおかずを買い、好きなジャケットを買う。
自分本意な生き方です。
そして2つ目は、自分のことはもちろん、世の中の人のためにも力を注げる、屈強な人生。
自分の力や稼いだお金を、周りのためにも使っていく生き方です。
以前の私は前者の生き方を選んでいました。
しかし、ごく最近になって、後者の生き方も「素晴らしい」と思えるようになりました。
ずっとあいていた心の空洞も、最近はコンクリートで埋めたように、なだらかになっている気がします。
かつての私のように心に空洞を感じている方は、人生を濃く密度の高いものにするために、寄付を試してみてはいかがでしょうか。