こちらでは、これから寄付をしようかと検討されていらっしゃる方に向けて、
すでに寄付を行ったことがあるという方の経験からアドバイスや注意点を教えていただき、ご紹介しています。
今回ご紹介する方のお話では、初めての寄付には、大きく3つの注意点があると教えてくれました。
詳細を見ていきましょう。
寄付をするときの注意点3選
私の経験から、これから寄付を考えている方に、3つの注意点をお伝えします。
その3つとは
- 誰に何を届けたいかを考える
- 信頼できる団体か調べる
- 寄付控除がある団体か調べる
の3つです。
1.誰に何を届けたいかを考える
寄付する団体に、具体的に何をしてほしいのかを、自分自身できちんと考えてほしいと思います。
寄付したいという気持ちはとてもすてきなものですが、漠然とした想いだけだと寄付団体を選ぶことが難しくなります。
団体はいろいろな形でたくさんありますので、具体的にどのように困っている人をどう助けたいかを考えましょう。
私は東日本大震災が起きてまだそこまで時間がたっていない頃、金融機関がまだ機能しておらず、手持ちの現金がなくて困っている人がいると知り、早急に現金をお渡しできるような団体を選んで寄付したことがあります。
そのように目的がはっきりしていると、どの団体に寄付すべきか、候補が絞られてくるのです。
2.信頼できる団体か調べる
寄付団体には残念ながら、使途が不明なところも少なからずあります。
ウェブサイトで活動報告が定期的にされているもの、お金の流れが記載されているもの、団体が作られてから何年たっているかなどの情報を調べて、信頼できる団体かどうか、きちんと見極めましょう。
大切なお金ですから、確実に意味のある活動に使ってもらうために必要な作業です。
災害などがあり衝動的に「なにかできることがあればしたい」と感じ寄付する場合は、特に気をつけてください。
冷静な判断が難しくなっていますので、衝動に駆られている時こそ、落ち着かなくてはなりません。
私の例ですが、
以前、SNSのおすすめで流れてきた寄付団体に衝動的に寄付したことがあります。
しかし後になって、その団体の口コミがネガティブなものが多いことに気づき、慌ててウェブサイトを開いて調べました。
幸いきちんとした大きな団体だったので良かったのですが、肝を冷やしました。
3.寄付控除がある寄付団体なら尚良い
団体によっては寄付した金額が控除になるため、どうせ寄付するなら控除になる団体にしましょうということです。
また、控除になるのは国が認定した団体ですので、信頼度の目安にもなります。
しかし、控除がなくても、ここがいいという団体があればその判断を優先してもいいのでないかと私は思います。
控除の手続きをする場合は確定申告が必要です。
私は会社員のため寄付金額のためだけに確定申告していないのですが、念の為領収書をもらうようにしています。
初めて寄付する時は少し緊張するかもしれませんが、寄付する手続きそのものはとても簡単なものです。
大切なお金ですから、自身の納得のいく団体へ寄付するために、考えたり調べたりなどの労力を惜しまないようにしましょう。