寄付を検討している人にとって、寄付先選びは悩ましい問題です。
今回はそんな寄付先の選び方について、すでに寄付をしているという方から、その経験に基づいたアドバイスをいただきました。
寄付金の用途はどうなってる?
世の中の困っている人や動物たちのために役立ててもらいたい!など、寄付をする動機は純粋な人助けである場合が大半かと思いますが、
寄付を募る団体のスローガンがいくら魅力的でも、集めた寄付の用途が不明瞭というケースはたくさんあります。
だからこそ、寄付したという自己満足に留まらないように、実行の際にはその寄付がどのように役立てられるのかをしっかり考えていくことが大切です。
個人的には、初めての寄付先として、寄付型クラウドファンディングへの参加が条件に適っていました。
インターネットを利用していれば、ブログやSNSなどでよく寄付金を募る記事を目にしますし、それらのほとんどが目の前にある問題に対し、どういった解決を目指しているのかが明確であったことが理由です。
また、寄付型クラウドファンディングであれば、集めた支援金を全額寄付にあてられます。
今、何人からいくら集まっているのか、プロジェクトの進行状況が可視化されていることから、透明性が高いというのも魅力でした。
なお、支援者名が公表されることがないので、誰にも知られずに寄付できます。
インターネットで、かつ匿名での寄付が気軽にできるという点で、個人的にかなりハードルが下がりました。
信頼度を確認
寄付を募っている団体に対し、本当に信用できるか、自己利益を優先しているのではないかという不信感があるという方も多いでしょう。
だからこそ、寄付をする際には寄付先の信頼度をきちんと調べておくことが何よりも重要だと思います。
もちろん、寄付型クラウドファンディングのプロジェクトの中にも、怪しげな団体がいないわけではありません。
ただ、ネット上のオープンな場で募っていることがほとんどなので、口コミや評判、普段の活動内容について調べやすいことから、しっかり検討したうえで寄付できるという安心感がありました。
一方で、せっかくの寄付が目標金額に達せずに、援助したい活動が実施されない可能性がゼロではないという点には注意が必要です。
そのため私は、寄付する際にはできる限り達成が間近なもの、もしくはすでに達成されているものを選ぶようにしました。
ちなみに、寄付したらキャンセルできませんし、もちろん寄付なのでリターンはありません。
寄付金控除についても対象外の場合がありますので、利用規約をしっかり確認しておくことをおすすめします。
寄付のジャンルや用途がバラエティに富んでいるため、ピンとくるものを見つけやすいのも魅力です。
寄付をより身近なものに感じられるいい機会になると思います。