
ここでは、多くの皆さんの寄付に関する経験談をお伺いし、ご紹介しています。
今回ご紹介する方が話してくれたのは、寄付するときに重要視された基準や、寄付によって得られる精神面以外での具体的なメリット(節税)などについてです。
寄付のエピソードを伺うと、気持ちの面でのキレイな話にまとまりがちですが、しっかりと現実的なメリットなどを教えてくれましたよ!
知らなかったという方にはとても有用な情報になるかもしれませんので、是非お読みください。
日本の子どもの貧困率
私は会社勤めの独身30代女性です。
少しずつ生活に余裕が出始め、余ったお金で少しでも何か社会のためになることができないかと考えるようになりました。
日本における子どもの貧困率は約14%、つまり「7人に1人」におよぶという情報をみて、困難な状況に置かれる子どもの多さに驚いたことが後押しにもなりました。
物が増え、情報が増え、一見豊かに見える日本でも実はそんなに貧困が身近になっているのです。
親の貧困が、そのまま子どもの貧困へと連鎖してしまうのが現状です。
多額を寄付することは到底私にはできないのですが、それでも少しでも子供たちが安心して生きられる世界になってほしい。
そんなことを感じるようになりました。
寄付団体の選び方って?寄付団体は怪しい?
そこで、自分が支援したいと思える団体に寄付をすることで、今困難な状況にある人たちにとってほんの少しだけでもためになることができればと思い、寄付をできる団体について調べ始めました。
寄付先を決める際の私の中での基準として、下記の3点を基準に探しました。
・信頼できる団体であること。
・子どものよりよい未来のために取り組む団体であること。
・寄付の使途が明瞭であること。
そうしてひとつの団体を見つけました。
その団体では、貧困・被災・虐待など困難を抱える子ども達への支援や虐待予防などを中心とした活動をしていて、寄付の使途も、子ども達に直結する支援活動全般に使われていることが分かったため、この団体への寄付を決めました。
寄付の形も額も選ぶことができたので、私は、毎月3,000円を寄付するコースを選択し、現在まで半年ほど継続して寄付を続けています。
寄付すると税制優遇が受けられるって知ってた?
寄付をする過程で知りましたが、NPO法人や、国や地方公共団体などへの寄付は、税制優遇措置の対象となっており所得税の計算において優遇措置を受けられます。
つまり簡単に言うと節税もできるということです。
個人が寄付をした場合、寄付先によって「寄付金控除(所得控除)」と「寄付金特別控除(税額控除)」のうちどちらか有利なほうを選択できる場合があります。
少し難しい話になりますので詳細は割愛しますが、払いっぱなしではなく、そういったメリットも出てくるということです。
寄付をすることで世の中に貢献できるだけでなく、自分の所得税計算上も優遇してもらえるため、寄付金控除制度についても理解した上で、よりよい未来のために少額でも寄付を始める人が増えればいいなと思っています。
知らない人も多い税制優遇
いかがでしたか?
今回の方は、寄付の経験で得られた、具体的でためになるライフハックのような知識を教えてくださいました!
確定申告をご自身でされたことがある方でないとなかなか税制優遇のことはご存じないかもしれませんね。
どうせやるのなら賢く行なって、お互いにメリットがあると良いですよね。