あなたは「寄付」をしたことがありますか?
それはどんな寄付でしたか?
今回ご紹介するのは、ご自身のお子様が通われていた幼稚園に寄付をしたという方のエピソード。
その寄付は、どのような経緯で、そしてどのように活かされたのでしょうか。
不安だらけの転勤先で受け入れてくれた幼稚園
主人の転勤が決まり、地方都市へ引っ越しました。
保育園の入園を希望していたのですが、待機児童が多く、子どもたちを通わせる場所が見つからず困っていました。
そんな中、たまたま公園でお会いした子どもを連れたお母さんに紹介されたのが、今回寄付をした幼稚園でした。
マンモス園のため転勤族の受け入れも多く園庭も広い、さらに預かり保育が充実しているため働いているお母さんも多いとのこと。
さっそく見学に行ったところ、広い敷地と多くの遊具に、長男はすっかり気に入り、空きもあったため入園を決めました。
幼稚園の対応に感謝
長男も次男も最初こそ尻込みしていたものの、先生方がしっかりと向き合ってくれたことで、楽しく通うことができていました。
毎日の様子から、安心してお任せできる幼稚園だと感じました。
また、環境に関する対応も迅速でした。
私たちが暮らすのは寒冷地なので、園には、暖房はあるものの、冷房は付いていませんでした。
しかし近年の温暖化で、真夏日を記録することも多くなってきました。
幼稚園はその状況を鑑みて、すぐに冷房を導入してくれました。
当時はまだ公立小学校に冷房が入っていなかったため、とても早い対応だと感激しました。
感謝を込めて、寄付
ある時、園からの寄付のお知らせを受け取りました。
思い返してみれば、知らない土地で長男も次男も安心して幼稚園に通わせられたこと、多くの良い先生方に会ったこと、幼稚園の対応の良さなど、とても感謝しています。
この感謝の気持ちを込めて、少しですが寄付をしました。
翌年、幼稚園は寄付金を使用して園舎の一部改修をはじめました。
次男が卒園するころには新しいホールが完成し、生まれ変わったホールで次男の卒園式ができました。
今後も多くの子どもたちがこの場所から巣立つと考えると、感慨深く思います。
身近なところへの寄付
いかがでしたでしょうか。
「寄付」というと、寄付のための団体を通して行なうものをイメージする方も多いと思いますが、
今回の方のように、直接、身の回りで関わっている人、団体などに寄付することもできます。
身近なところへの寄付は、ご自分の寄付がどう活かされたのかを確認しやすいというメリットがあります。
また今回は、園への感謝の気持ちとして出したはずが、ご自身のお子様にも役立ち、良い恩恵が、巡り戻ってきたようで、これも身近なところへの寄付ならではですね。