夢をあきらめ挫折をしたからこそ楽しい今がある}

夢をあきらめ挫折をしたからこそ楽しい今がある

2022.09.16 プレビューアイコン279

私は今、文章を書く仕事をしています。


まさか、自分が文章を書くようになるとは思ってもいませんでした。


ここにくるまでには、いろいろとありました。


大学には行かない


私の夢はカウンセラーになることでした。


カウンセラーになろうと思ったきっかけは、入院をしたことです。


入院をしたときに、カウンセラーの方にお世話になりました。


その先生は優しい人で、その先生といるときは楽しいときを過ごせました。


つらい時期だったのですが、先生と会うと明るく慣れて、なんとかつらい時期を乗り越えることができました。


私も人を元気づけられるようになりたい、先生のような人になりたいと思ったことが、カウンセラーになろうと思ったきっかけです。


カウンセラーになるために、大学受験をすることを決めていました。


しかし、高校2年生のときの進路相談では、大学は受験しないと担任の先生に話しています。


理由は受験勉強が大変だからです。


私はまじめ過ぎる性格で、期末テストなどではよい点を取らなければと頑張りすぎてしまいます。


絶対によい点を取らなければと思って必死に勉強することが負担になっていたのでしょう。


うつ状態になってしまいました。


受験勉強は期末テストの勉強よりももっと大変です。


受験勉強を1年近くやっていたら、どうなってしまうのでしょう。


うつ状態がひどくなり、生きていくのがやっとという状態になってしまいそうです。


そんなつらい状態になりたくなかったので、受験はしませんでした。


高校卒業後のこと


大学には行かないかわりに、動物看護士になるために専門学校に通いました。


受験勉強の必要はなく、専門学校入学までは、うつ状態はそれほどひどくなりませんでした。


しかし、いざ学校に入ってみると思っていたものとは違うことがわかりました。


ギャップが大きく、また周囲の人たちと仲良くできず、退学をしました。


退学をしてからはアルバイト生活です。


このとき、頑張ってでも大学に行っていればよかったと思いました。


このときが、挫折を感じたときです。


それがあったから今がある


人生の岐路


アルバイトは数年続けてやめました。


次の仕事をどうしようと悩んでいたときに見つけたのが、文章を書く仕事です。


家でもできるからという理由ではじめました。


最初は収入はそれほど多くはありません。


しかし、続けているうちに書く力がつき、今では収入がアップしました。


カウンセラーになるという夢は叶えられませんでした。


しかし、今の状態に不満はありません。


自宅で仕事ができるため、自分のための時間を確保しやすく、好きな読書をする時間をたくさん確保できます。


そして、読書をすることで知識を深めることができました。


この知識が挫折を乗り越えることに役立ちました。


また、読書によって得た知識によって、他人のことを考えられるようになりました。


もしも大学に行ってカウンセラーになっていたら、たくさんの本は読めなかったはずです。


大学に行かなかった、だからカウンセラーにもならなかった、そのため今好きなことにたくさんの時間を使えています。


そして、たくさんの本を読んでいなかったら、カウンセラーとしてやっていてつらいことがあったときに、乗り越えられなかったと思います。


他人の気持ちもあまり理解できず、よいカウンセラーにはなれなかったかもしれません。


当時は挫折だと思っていたことが、後から振り返るとあれがあったから今があると思えています。


いい方に導かれているのだなと思います。

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