進学校で挫折し中卒引きこもりになった私が、軌道修正し夢だった看護師資格を取った話}

進学校で挫折し中卒引きこもりになった私が、軌道修正し夢だった看護師資格を取った話

2022.09.16 プレビューアイコン130

インターネットが普及する昨今では、必ずしも学校に通えなくても、社会に出る術はいろいろあります。


しかしインターネットがここまで普及する前は、一度ドロップアウトしてしまうと、なかなか社会に戻ることが難しい時代もありました。


これは、進学校を退学し、一時は引きこもりにまでなった私が、夢である看護師になるまでの軌跡です。


夢のために選んだ進学校で…


中学3年生の春、自分の将来の進路について考えた時、「安定しているから」という親の言葉で、なんとなく看護師になりたいなという夢を持ち始めていました。


しかし私の地元では看護師のための専門学校が全部閉校してしまったため、看護師資格を取るには偏差値の高い医療系の大学に行くしかなく、高校は進学校を選ぼうと決めました。


中学での成績は中の下くらいで、その進学校に合格できるかどうか怪しいレベルだと担任に言われていましたが、受験勉強を頑張り、なんとか希望の進学校に合格しました。


元々学力が低かった私は、入学してから早々に授業についていけなくなり、どんどん落ちこぼれていきました。


やがて友達と話すのも苦痛に感じるくらい落ち込むようになり、とうとう高校1年生の秋に退学することになってしまいました。


それから3年は引きこもり生活を送っており、ただただぼーっと毎日を過ごしていました。


母からの助け舟


そんな私を見かねた母が、インターネットでいろいろ調べる中で、他県にある、とある寮を見つけてくれました。


それは、私と同じように高校中退して引きこもり生活を送っている若者達に、資格を取得のための勉強を教えてくれる個人経営の寮でした。


私は20歳の秋に、その寮へ行くために上京しました。



養成学校へ向けて


看護師の夢


寮の経営者であるAさんが、地元には無かった准看護師養成学校がある事を教えてくださいました。


私はその学校に進学して資格を取りたいと思いました。


そのAさんと、ボランティアで元教師のBさんが平日は毎日勉強を教えてくれていました。


同年代の寮生も数名いて、その寮生達も私と同じように准看護師養成学校への進学のために勉強をしていました。


みんなで励まし合いながら無事に合格することができました。


資格の取得へ


しかし、看護学校は高校よりも厳しいところで、一緒に合格した寮生のうち1人がやがて退学し、学校のクラスメイトも次々と退学していきました。


私も、何度も挫折しかけましたが、ここまで支えてくれた親のためにも絶対に辞めてはいけないと、何とか自分を奮い立たせて無事に卒業して准看護師資格にも合格することができました。


さらに今度は准看護師のための進学校に入学し、3年間准看護師として働きながら学校に通い看護師国家資格も取得することができました。


今は看護師として勤めて約10年になります。


一度は挫折して中卒で引きこもりというレッテルを張られる辛い日々を送っていた私ですが、軌道修正はいつでもできる、夢はいつでも叶えられると言うことを身をもって体験できました。


それは親の支えなしには叶えられませんでした。


今は小さい我が子にも「諦めないで頑張ってほしい、私が支えてあげる」と将来伝えてあげたいです。

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