遺跡発掘の目標から軌道修正してたどり着いたエンジニアの道}

遺跡発掘の目標から軌道修正してたどり着いたエンジニアの道

2022.09.09 プレビューアイコン83

小学生2年生のころ、エジプト文明が大好きでした。


美しいピラミッド、ロマンに満ちた神話、心揺さぶられる古代遺跡。


ツタンカーメン発掘の自伝は何度も読み、エジプト歴代の王にまつわる様々な歴史を読み漁ります。


何より私が憧れたのが、遺跡発掘を行う考古学者という存在です。


「いつかは自分もエジプトに行って、大発見をするんだ。そのために早稲田大学に行って、吉村作治先生の元に弟子入りする。」


中学生になるまで、そう信じて疑いませんでした。世紀の大発見をすることが、私の人生の目標でした。


そんな私の姿を、両親は微笑ましく思ってくれていました。


変わっていく周囲の反応


しかし年月が経ち、成長するにつれ、私の夢は何も変わりませんでしたが、周囲の反応は徐々に変わっていきました。


多くの考古学者は稼ぐことができないという現実や、危険な仕事に就いて欲しくないということを私に説くようになります。


まだ見つけられていない遺跡を発見することは私の夢。


反抗期も相まって、より考古学への道に傾倒するようになります。


当時の私は、考古学者になるために、様々なスキルを学ぼうと必死でした。


エジプトの歴史や考古学は勿論のこと、英会話や体力づくりにも余念がありません。その中でも、ひと際力を入れていたことが、パソコンに関するスキルです。


当時は、それほど一般的ではなかったパソコンですが、考古学の分野でも最先端技術としてパソコンのスキルが重要視されていました。


今にして思えば拙いスキルでしたが、父親のパソコンを借り、独学でパソコンに関する知識や簡単なプログラムを覚えました。


そのような中で私が夢を軌道修正したのは、高校2年の夏のことでした。


本で見かけた衝撃のひとこと


「考古学者は、成功するまでに多くの犠牲を払っている。残念ながら90%の人は、犠牲を払うだけで終わってしまう」


どの本で見た言葉であったか覚えていませんが、この言葉の衝撃は今でも忘れません。


周囲から受ける言葉に嫌気がさしていた中で、私自身、生き方に疲れを感じてきていたことも影響したのか、その瞬間、これまで自分を支えてきた情熱がプツンと切れてしまったのを感じました。



考古学者になるために磨いたスキルが役立った



その後、大学生になり、就職が近づくまで、大きな目標はなく、何となくの日々を過ごしました。


新たな目標が生まれたのは、就職後に、システム関連の仕事を任されるようになってからです。


かつて身に着けた知識と興味から、パソコンに関するスキルが活かせました。


「大きなプロジェクトを成功させるシステムエンジニアになる」


その思いを持って9年間、今ではプログラミングにも力を入れ、システムエンジニア兼プログラマーとして働いています。


小さな成功ではありますが、いくつものプロジェクトを完遂し、お客様の業務改善にもつながりました。


考古学者からシステムエンジニアへと、大きな軌道修正をしましたが、その過程で学んだ経験や知識は無駄にはならないのだと感じました。

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