私は美容師歴12年の店長です。
学生時代から美容師になったらいつか独立したいという夢を持ち、今まで突っ走ってきて今に至ります。
そろそろ独立を考えていたときにオーナーから一言、ここの店舗を買わないか?というお話をいただきました。
顧客様もそこそこ居るので、ここで決めなくては!と思い、私は即決しました。
しかし私は、その話をいただく1か月前に住宅ローンを組んだばかり。
資金も少なく、フルローンが残っているのに、融資してくれる金融機関はあるのだろうか?と心配になりました。
でも決めたからには後悔の無いようにしたい、そう思い片っ端から金融機関に問い合わせしました。
しかしどの金融機関も電話口や窓口での門前払いです。話は聞いてくれますが、まるで相手にされません。
なんとか審査までしてくれる金融機関もありましたが、資金不足、コロナ情勢、ダブルローンになるからとあっさり審査落ちしました。
一生懸命熱意を伝えても届きませんでした。
攻め方を変えてみる
しかし断られたからといって終わったわけじゃない、何か自分にも原因はあるのでは?と思い自身の行動を振り返ります。
挫折しそうになった気持ちを整え、深く考える。
その時の融資面談の担当者さんの言葉を思い出します。
「最初はみなさん何の根拠もなく、私はできると言うんですよー」と。
ここだ!と思いました。
押してダメなら引いてみろ、ネガティブ要素はなるべくポジティブ要素に聞こえるように伝えるのだと。
この気持ちに軌道修正をし、再び別の金融機関へと融資の申込みに行きます。
担当者さんと面談し、私の想いを伝える。
そうすると、あなたはとても正直で他の人とは違いますねと言っていただけました。
その後は「前向きに検討します」と言っていただいてひと月。なんと無事融資が通りました。
住宅ローンを組んだばかりで金融機関にも散々断られ続けたのにこんなことがあるのか、と心から思いました。
そして検査や手続きなどを済ませて、今は店舗オーナーとして美容師をしています。
よく漫画などで、夢を諦めるな!諦めなければきっと夢は叶う!というシーンを見ますが、本当にその通りだと思います。
経験から学んだ、夢を叶えるために「やらないこと」
もしも私のこの経験に置き換えられるような境遇にいらっしゃる方がいれば、その夢を叶えるために大切な「やらないこと」3つを学びましたのでお伝えしたいと思います。
- もう〇〇だから無理と決めつける:やはり何事も決めつけるのは良くないです。少しでも気になるなら一歩を踏み出す。
- .毎回同じやり方で通す:もっと違うやり方もあったのでは?と模索すると、思考も変わります。
- 気持ちを0か100に傾ける:気持ちが0でも100でもエネルギーを使います。どっちつかずの自分になることで、気持ちが整えられます。
こんな世の中だからこそやり抜く力が必要です。諦めず、自分の信じた道を突き進みましょう。