
幼いころの私の夢、それはインテリアコーディネーターになることでした。
そんな私が、一度はそれてしまった道から再びこの夢に向けて戻ってくるまでのエピソードをお話します。
なぜ道をそれてしまったのか、どうやって戻ってきたのか、皆様の夢の参考になれば幸いです。
自分の夢と周りの期待との板挟みで、希望からそれてしまった
高校を卒業を控えたころ、インテリアコーディネーターへの想いが変わっていなかった私は、大学受験をどうするか悩んでいました。
私は当時、進学校の中でも特進クラスに在籍しており、担任の先生たちからも”生徒がより偏差値の高い大学へ行くように”という圧力がかかるような環境にいました。
『自分のその先の夢はなんだろう?』
考えても考えても、今より偏差値の高い大学に行くこととインテリアコーディネーターになることが結びつきません。
しかしここまで勉強を頑張ったのだから偏差値の高い大学に行けるように頑張りたいという想いもないわけではなく、頭の中で今何に向かうべきか混乱状態でした。
結局そこそこの大学へ入学することになり、大学では地域経済を学ぶことになりました。
インテリアとは全く別ジャンルのことを勉強することになり、当時は夢から遠のいてしまったことに失望することもありました。
しかし泣いていても仕方がないので、『知識豊富な人間になろう』とポジティブに捉え、一時的にインテリアコーディネーターとは異なる道に方向転換していました。
夢は消えてなかった!
大学で4年間地域経済を学んだあと、ご縁があって、なんとインテリアコーディネートができる会社に入社することができました。
営業活動など、仕事は大変でしたが、それでも努力できたのは、好きな仕事であるということだけではありません。
今思うと、大学時代の地域経済の授業で、現場の声を集めるためにアンケート回収作業を連日行っていた地道な経験も役立ったのだなと感じます。
自分の人生を振り返ると、遠回りのように感じていたことも結局自分の役に立ったので、意味のない経験は何もないなと思っています。
あなたは今、自分の夢のどのあたりにいますか?
かつての私のように、夢から遠ざかってしまった、と思っている方でも、今やっていることが本来の夢で活かせることがあるかもしれません。
私の子の経験談が、諦めずにつなげていくための勇気になれば、と願っています。