陸上100メートル走競技で目標タイムまで縮めるために}

陸上100メートル走競技で目標タイムまで縮めるために

2022.08.22 プレビューアイコン89

中学生の時のことですが、私は当時陸上部に所属しており、競技は100メートル走を専門にしていました。

部内では早かった方で、一応100メートル走では男子のエースというポジションでした。


そんな私が全国大会への出場を夢として、そのために目標設定をした時の話です。



記録会へ向けて


全国大会へのステップとして、まずは県の記録会に出場しなくてはなりません。

それには地域大会を勝ち抜く必要があり、例年の傾向から考えると、11秒5というタイムが必要であると思われました。


この目標設定は当時の自分にとっては結構厳しいものでしたが、それを目標と決めると、毎日のように授業後に走り込み、やがて11秒8前後はコンスタントに出せるようになりました。


タイムだけを見ると、11秒5と11秒8ではさほど変わらないように見えますが、ゴール前の距離にすると2メートル以上の差がつきます。つまり、この程度ではまだまだ目標には遠い状態なのです。



最初の目標達成


陸上はタイムという明確な数値目標が設定できるスポーツなので、練習の成果がわかりやすく、達成するための練習にも力が入ります。


トップスピードはそう簡単に上がるものでもないので、後半までバテないようにスタミナの強化を行うことにし、短距離が専門ながら、中距離選手並にトラックの周回を重ねました。


そして、短距離ではスタートの反応もとても大切なので、先生や同じ部活の友人にスターター役をお願いして幾度となく練習しました。


その結果、手動計測ながら見事11秒5ちょうどが出せ、目標達成が出来ました。


目標とする明確なタイムがあったおかげで、厳しい練習にも耐えることができたと思っています。



次のステップ


自己ベストタイムへ


これだけの練習を経ていざ臨んだ3年生最後の地域大会では、電子計測で自己ベストの11秒56のタイムを出すことができ、県の記録会へと駒を進めることができました。


しかし目標は県大会ではなく、さらにその上の全国大会です。全国大会に行くためには、その県大会で最低でも2位には入らなくてはなりません。

ライバルたちとの関係もあり、先のベストを上回る11秒5を切るくらいのタイムが出ないことには話にならない状況でした。


そして本番当日。


練習の成果が発揮され、当初からの目標を上回り、ベストを更新する11秒49を出すことができました。

しかしとてもハイレベルな争いだったために着順で負けてしまい、残念ながら全国大会への出場とはなりませんでした。


それでも公式計時で11秒49というタイムが出せて、数値の目標が達成できたことはとても嬉しく、一時期ですが地域のベスト3に入ることができていました。



目に見える明確な目標の大切さ


今振り返ってみても、明確な目標を立てていたおかげで、それを達成するための練習が出来たのだと思います。


その後はスポーツから離れてしまいましたが、叶えたい目標ができた時には具体的な数値目標と目標管理を設定するようにしています。

それが明確であるほど、そのための努力もできるということが、この時の経験でよく分かったからです。

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