子どものころから動物が大好きだった私は、いつか犬や猫と一緒に暮らすのが夢でした。
子どものころには小鳥やカメや金魚などと一緒に過ごしていましたが、犬や猫と一緒に暮らすことについてはなかなかOKとはならないままでした。
大人になり、一軒家を手に入れたことで、私の夢は少しずつ現実味を帯びてきたのです。
1匹の保護犬との出会い
私が最初に暮らした犬は、近所の別荘地で保護された犬でした。
昔から「飼うのであれば保護された動物を」と思っていたので、この子との出会いは本当に運命のようでした。
私が保護犬や保護猫と暮らしたいというのは、ご近所の方にも知らせていたので、ご近所の方の支えもあって出会えたのがこの子でした。
この時の保護犬との出会いで、私は「夢は1人で叶えられるものではなく、周囲の協力や応援があって叶うのだ」と身をもって感じました。
この子と一緒に暮らすようになり、獣医さんをはじめたくさんの人とのつながりもできました。
しかし、とても悲しいことに、この子は短命で長く一緒に暮らすことはできませんでした。
最初の保護犬を見送ってから次々と「きっかけ」がやってきた
まるで最初に買った子が引き合わせてくれたかのように、この子が虹の橋を渡った後、私には新しい出合いがありました。
それはゴミ捨て場にウロウロしていた子猫との出合いです。
この子を契機にして、結局5匹もの野良ねこさんたちと出合えました。
「夢は叶えるもの」と言うけれど
「夢は持つものではなく叶えるもの」世間ではよくそうした言葉を耳にします。
しかし夢を叶えるためには自分1人が頑張ればいいというわけではないな、と「動物と一緒に暮らしたい」という夢を持っていた私はそう思います。
まずは夢は胸にいだいたときに「叶った時」のことを想像して楽しい気持ちになり、周囲の人に伝えて協力や応援をしてもらい、一歩ずつ近づいていくものではないでしょうか。
世の中にはたくさんの「夢を叶える方法」について書かれた本がありますが、どれにもきっと「オールマイティー」な方法は書かれていないように思います。
何よりも自分が自分自身のオリジナルな夢としっかり向き合い、叶えるためのステップを歩んでいくことが大切だからでしょう。
私が子どものころに胸にいだいていた「動物と暮らしたい」という夢は今のところ叶えられていますが、この夢の次なる夢として、私は「保護ネコの里親探し」をしたいと思っています。
私を応援してくれた人たちや、何より私を幸せにしてくれているネコや犬たちのために、次は私が応援する側になって誰かの夢のお手伝いができたら、とも思っています。