高校3年生の1月末、私は絶望していました。
センター試験を終え、志望校への合格率はD判定。
2次試験まで残り1か月となったこの時点で、志望校への合格可能性は30%しかなかったのです。
私が志望校を決めたのは高校2年生の夏でした。
恩師の勧めでオープンキャンパスに行き、大学生の方々が生き生きと自分が学んでいることについて語っていた姿に、感銘を受けたのです。
それまでは大学で何を学ぶかについて消去法でしか考えていなかった私でしたが、この先輩たちのように自分が知りたいことを大学で本気で学びたい、と思いました。
夢を持つきっかけを与えてもらった出来事でした。
朝早くからお弁当を作ってくれる母の応援
それから私は自分の勉強方法を見直し、コツコツと実力をつけていきました。
朝は5時半に起き、勉強してから学校に行きます。
帰りは自習室に寄って、遅くまで勉強しました。
辛いと思うこともありましたが、毎日弁当をつくってくれ見送ってくれる母の応援が力になりました。
11月の模試が終わった段階で、判定はB。
合格率は60%を超え、受かるかも、と思っていました。
まさか、センター試験で大失敗するなんて思いもよりませんでした。
模試では出来ていたのに。
心が折れかかってしまった私は、夢を諦めて志望校を下げようかひどく迷いました。
諦めず続けた結果つかんだ夢
これ以上この夢を持つことは自分を苦しめるだけではないかと思いました。
恩師に相談に行くと、彼はためらいもせず「諦めるな」と言いました。
まだ可能性は十分にある、と。
母も妹も、ここまで頑張ってきたんだから最後まで頑張った方がいい、と叱咤激励してくれました。
彼らの応援が力になり、私は最後まで目標に向けて猛勉強を続けることが出来ました。
2次試験を終え、ドキドキしながら結果を待ちました。
合格者の一覧に自分の受験番号が載っているのを見たときのことは忘れられません。
私は、ついに夢を叶えたのです。
受験を通して応援の大切さを身にしみて感じました。
恩師や家族の応援がなかったら、今の私はなかったと思います。
夢を持つこと、そして自分で頑張って目標に近づくことはもちろん大切だと思います。
しかし、周りの人の応援が力になり、夢が叶うことを忘れてはいけないと思います。
今度は自分も
夢の叶え方は人それぞれですが、自分1人で夢を叶えられる訳ではない。そこには必ず誰かの応援があると思うのです。
諦めそうになりながらも夢を叶えた私が気づけたことは、「応援の大切さ」でした。
これからも、周囲からの応援に感謝しながら、自分の目標を追っていきたいと思います。
そして、今度は自分の応援が自分の大切な人の力になったら嬉しいです。