
ここでは寄付金を集める側になったことがあるという方にお話を伺って、その体験談をご紹介しています。
今回は、障がいを持つ子どもたちの支援をするボランティアに参加している方が、その寄付金集めをした時の経験を語ってくださいました。
障がいを持つ子供たちの支援
私は、障がいを持った子どもたちを支援するボランティアに参加しています。
活動内容は、例えば一緒に遊んだり簡単な学習指導をしたりなどさまざまです。
その活動の一環として、私たちは子どもたちの治療や生活を支援するための寄付金集めをしました。
彼らは普通の子どもたちと同じように人生を楽しむ権利があるのに、身体的な問題や環境、経済的な理由で実現できず、精神的な成長が妨げられていると考え、寄付金集めを始めました。
最初から上手くはいかない寄付金集め
私たちは、近所のショッピングモールやイベント会場、駅前広場などで寄付金集めの機会を頂き、声をかけて寄付を募りました。
また、イベントにも出展し、子どもたちの様子を紹介することで寄付を募ることもありました。
このような寄付金集めの活動では苦労が多かったです。
例えば、寄付金を集めるためには常に説得力のある、いわばプレゼンテーションが必要であり、苦手な人前でのスピーチもやらなければなりませんでした。
また、住民の不信を買ってしまったり誤解を生んでしまったりして、活動についての理解を促すための努力が大変でした。
このようなことがあり、始めてすぐは思った通りに寄付金が集まらなかったのです。
目標額に到達しないまま終わってしまうのではないかと悩むことが頻繁にありました。
ほんの少しでも子どものサポートができたら良いという感じで、考えが甘かったことを後悔しました。
しかし、子どもの顔を見ると簡単には諦められませんでした。
SNSの活用で
私たちは互いに励まし合って前向きに考え、さらに努力を重ねていきました。
SNSやインターネット上のサイトを活用し、多くの人々に子どもたちの様子や必要な支援について知ってもらう機会を得ました。
これが功を奏したのか、寄付が徐々に増えました。
少し時間はかかりましたがこのような活動を経て、決して低くはない目標額に到達した時、これまでの人生で経験したことがないほどの大きな達成感を味わうことができました。
寄付金集めは有意義な経験に
寄付されたお金は全額、子どもの治療に関する費用に使用されました。
子どものご両親から何度も頂く感謝の言葉。
苦労が報われたと心から実感しました。
集めた寄付金によって治療を受けることができるようになり、その健康状態も徐々に向上しました。
子どもたちの笑った顔を見ると、本当に努力して良かったと感じます。
寄付をしてくださった方々にも定期的に状況を報告しています。
彼らには感謝してもしきれません。
この経験は、私にとって非常に有意義なものでした。
障害を持った子どもたちの支援という小さな努力が、子どもの生活に大きな影響をもたらすことができるということを実感しました。
寄付金集めは簡単なことではありませんが、少しでも誰かの役に立てるのであれば、今後も積極的に取り組んでいきたいと思います。