男性だけどヘアドネーションで髪の毛を寄付してみた}

男性だけどヘアドネーションで髪の毛を寄付してみた

2023.01.24 プレビューアイコン42

「寄付」というとどのようなイメージを持ちますか?


ここでは皆さんにさまざまな寄付体験をお寄せいただきましたが、今回ご紹介するのは、なんと男性でヘアドネーションを行なったという方のお話。


ヘアドネーションって何?と思われた方も、知ってるよ!という方もいらっしゃると思います。

知っていてもなかなか簡単にはできないこの方法。

実際に行なったというこの方のお話を見ていきましょう。



ヘアドネーションとは?


数年前、テレビのドキュメンタリー番組でヘアドネーションの特集をしていてその存在を知りました。


ヘアドネーションとは、伸ばした髪の毛を利用して医療用のウィッグの素材として寄付するボランティア活動です。

寄付する対象は、例えば白血病や小児がんなどの病気や不慮の事故などで髪の毛を失ってしまった子どもたちなどです。

ヘアドネーションによる医療用のウィッグは100%人の髪の毛で作られているため、見た目はもちろん質感もとても自然にできています。


髪の毛が無いという理由で「人に会うことが恥ずかしい」「学校へ行きたくない」といった悩みを抱える子どもたちの社会復帰の手助けをするのが目的でした。



ヘアドネーションの条件


それらの活動を調べれば調べるほど、自分もこの活動に参加し誰かの役に立ちたいと考えるようになりました。


しかし、ヘアドネーションは、ただ単に伸ばした髪を切って送ればいいというものではなく、いくつかの条件を満たす必要があります。


まず基本的な条件は、髪の毛が「31cm以上の長さがある」という事でした。

理由は医療用ウィッグを作るのに髪の長さが31cm必要だからです。



実際に伸ばし、寄付するまで



調べてみると31cm髪の毛を伸ばすには大体3年くらいはかかるようだったので、その日から髪を伸ばし始めました。


3年くらいすぐだろうと思っていましたが、やってみると意外に大変でした。


髪が伸びるにつれて髪を洗うときの手間が増えたり、お風呂から出た後に髪を乾かす時間が長くなったり、できるだけ綺麗な髪の毛を寄付するために、今まであまりしていなかった髪の毛の手入れをしたり…。


長い髪の毛のメンテナンスの大変さは想像以上でした。


また、私は男性なので、長髪ということだけで周りから好奇な目で見られることが多くなりました。


あきらかに嫌悪感を持った感じで見られたり、どうして伸ばしているのかと聞かれ、ヘアドネーションのことを説明しても理解を得られないことが多々ありました。


その度に髪を切ってしまおうかと諦めかけましたが、誰かの役に立ちたいという強い意志で何とか3年半伸ばし続け、ついに31cmの髪の毛を寄付することができました。



当たり前ではない


いかがでしたか?


多くの人は、自然に髪の毛が伸び、それを当たり前だと感じています。

しかし、その当たり前が当たり前ではない人がいる人たちがおり、またそれによって社会に出ることに尻込みしてしまうという感情に、私たちはなかなか気づくことがなかなか出来ません。


「寄付」というとお金や食料などに目がいきがちです。

しかしお金を出しても、人毛を製造できる工場はありませんので、お金では解決できない「協力」が不可欠な寄付の形もあるのですね。


ジェンダーに対する理解が少しずつ広がりつつある昨今ですが、

男性でも女性でも関係なく、こういった活動が、なんの弊害もなくできる日が訪れることを願います。

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