今回は、私が小学2年生の頃に、担任の先生から教えてもらった言葉のおかげで、諦めぐせぐせが改善していったエピソードをお話ししたいと思います。
大嫌いですぐに諦めていた算数
小学校の頃、私が勉強の中でも特に嫌いな教科は算数でした。
授業や宿題では、あまりの苦手さに、すぐに答えを丸写しをし、テストでもすぐに諦めて空欄で提出していました。
自分では、嫌いなのだから仕方がないと諦めてしまっていました。
また、そんな私の態度に関して、先生は大して気にしていないだろうと思っていました。
諦めぐせに効いた言葉
そんな私に先生はこんな言葉を教えてくれました。
魏の董遇の「読書百遍意自ずから通ず」です。
簡単に言うと、難しい本でも何度も読むことで自然と意味がわかるようになるということです。
先生はこの言葉と共に「苦手な算数も、何度も繰り返すことで理解できるようになるから、繰り返し諦めずに取り組みなさい」と言い、その後も、私が算数に対してつまづいているときに、何度も何度もこの言葉をかけてくれました。
結局算数はできるようになるまで取り組めませんでしたが、それでも何度も繰り返す事の大切さや地道に取り組む事への基礎がこの時期に身についたと思います。
あらゆることに応用できる
この考え方は、算数の勉強だけでなく、苦手な体育のマラソンにも活かすことができました。
マラソンも苦手で諦めがちでしたが、この言葉を思い返し、体力がつくまで続けました。
今でも何か新たに始める時、難しくて諦めてしまいそうな時には思い出しています。
難しいと思っても、繰り返していくことでいずれは出来るようになるとわかっていれば、難しい事にも向き合いやすくなり、心も軽くなります。
この担任の先生からこの言葉を教えてもらっていなかったら、大人になった今でも諦めぐせは直らず、地道に物事に取り組む事が出来ないままだったかもしれません。
この言葉のおかげで実践してこれた事はとても多く、私の糧になっています。
この言葉をかけてくれた先生には、とても感謝の気持ちでいっぱいです。