世の中の偉人と呼ばれている人々は、幾多の名言を残してきました。
大志を抱けだとか、努力を重ねろだとか。
そんな中、自分の中でグッと来た名言といえば、19世紀のアメリカの思想家で詩人だった、エマーソンが残した言葉です。
「あなたが今、夢中になっているものを大切にしなさい。 それはあなたが真に求めているものだから」
この有名な名言が自分に対する応援になったのには、理由があります。
見失ってしまった夢
私はもう中年と言われる年齢になっていますが、子どもの頃には、絵を描く人になりたいという夢がありました。
大人になってからも、歴史や社会についての作家や研究者になりたいという夢がありました。
もちろんいずれの夢も、食べていけることが条件です。
しかし実際のところ、どれも実現していません。
そのため中年になってからは、自分自身の目指すべき夢というものが、何なのか分からなくなってしまいました。
自分の夢を見失っている状態では、数多くの偉人たちの名言を目にしても、自分のことではないように感じ、ピンときません。
夢は実現しない、諦めるしかないのかと思ってしまう日々が続きました。
唯一心に届いた言葉
しかし、そんな時にエマーソンのこの言葉だけは自分の心に刺さりました。
なるほど、自分が夢中になれるものこそ、真の目指すべき夢なんだと。
つまり夢中になれないなら、目指しても仕方ないし、本当の夢じゃないということになります。
この重要な部分に気付かされ、改めていま夢中になれているものは何か?と考えた時、やっぱり前述の夢のうち1つ2つが当てはまっていると理解できました。
正直言うと、これ意外にはあまり興味が沸かないというのが現状ですので、これは当たっているだろうというわけです。
夢中になり続けること
エマーソンを信じるならば、物事に夢中になれるほど、自分の真の目指すべき道なのだから、のめり込んで行けば、いずれは成功できるのだろうかと、淡い期待も持っています。
例えば自分の文章を読んだ人に出版社の人がいて評価してくれて、採用してくれることもあるかもしれないと希望を持てるようになりました。
しかし本腰を入れたら生活資金を稼ぐことも難しくなりそうなので、まだまだ先は長いなと思うこの頃です。
とにかくエマーソンの名言を忘れずに、今後も少しずつ夢中になれることに夢中になり続けて行きたいなと思っています。