「もし生まれ変わったら」…と想像したことはありますか?
そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。
ここでは皆さまに「転生したら叶えてみたい夢や目標」をお聞きしてご紹介しています。
夢を聞くだけではなく、夢を叶えるまでの道のりについてもお伺いしています。
自分ならどうするか、比べながら楽しんでみてください。
現在の私
私の現在の日々の業務は、社内の調整、社外対応、書類作成等、いわゆるバックオフィス業務です。
何年続けても変わり映えはありません。
アップダウンが激しいよりは良いと考えていましたが、それでも何か目標をもって仕事を「やる」というより「回す」感覚に近く、同じ部の面々そろって回る歯車だと思うことは少なくありませんでした。
そんな中、旅行をすることが、私にとって平坦な日々を忘れる楽しみでした。
一人で北海道から九州まで、あちこち行ってはその土地の美味しいものを食べるのが至福の時間でした。
コロナ禍で旅行も気軽に行けなくなってしまいましたが、例えば近場であっても、沿線の降りたことのない駅で降りて散策し、こじんまりとした寺社仏閣を詣で、カフェで一息つくと日帰りでも良いリフレッシュになりました。
理想のカフェ像
駅近くだとどこもチェーンのコーヒー店やカフェが多いですが、どの町にも探せば必ず個人でやっているお店があります。
席についてふと、私が此処で勤めたら、という空想をします。
まずは理想を立てます。
もしも生まれ変わってカフェを開くとしたら、どんな空間を目指すのか。
生まれ変わる前の今の私のような人に喜んで貰うために、ふらっと気軽に入れるカフェにしたいです。
できれば時間帯も関係ないような業務体系だと嬉しいでしょう。
近所に住む方や通勤通学の方のために、オープンは朝早くからで、スタンドで軽食がとれ、持ち帰りも出来、昼から夕方にかけてはゆっくりくつろげる空間にしたいです。
そして折角の自分のカフェなので、自分が美味しいと思ったもの、綺麗だと思ったものを提供し、それを喜んでもらいたいと思います。
理想を現実へ
次に、この理想を現実とすり合わせていきます。
経営学を学ばなければいけません。
素材の良し悪しにこだわっても、やはり儲けが出なくては暮らしていけません。
利益率はどの程度を目標にするか。
その為にどのくらい人を雇い、日に何人ぐらい訪れてくれる場所で開いて、食材費はどの程度に抑えるか。
出来るだけ理想に近い現実の妥協点を探ります。
どうにか自分の店を開くに至ったら、あとはひたすら試行錯誤をします。
理想よりもお客が入らなかったらどうするか、良いと思ったものが喜ばれなかった場合はどうするか、毎日考えて店を続けるために精一杯働くでしょう。
安定したら、今の私の日々のような平坦な毎日になるかもしれません。
ただ、単なる歯車ではなく、自分であれこれ考えて作り上げた自分の店、自分にとって居心地の良い空間があるのは、同じ平坦な毎日だったとしても、きっと格段に幸せだと思います。