
自分の子どもの頃の夢や目標はプロの水泳選手になることでした。
とにかく泳ぐことが大好きで、小学生の時から誰よりもプールの時間が好きな子どもでした。
そんな自分が、水泳選手を諦め、別の形で水泳を楽しく続けていける道を見つけたエピソードをお話します。
水泳は大好きだけど…
そんな自分ですから、もちろん小学生から水泳部に所属していましたが、高校生になった時には入った高校に水泳部がありませんでした。
やむなくあまり興味のない別の運動部に入りましたが、泳ぐ機会がかなり減ってしまいました。
その後、大学生では一応水泳のサークルには入っていましたが、部員数も少なく、普段は大学にあるプールで少し泳いで夏に海に行く程度のもので、ほとんど遊び感覚でした。
4年生の頃になると、普通の企業に就職を考えていて、この頃には子どもの頃の水泳選手になるという夢はすっかり忘れていたかもしれません。
才能もなかった
そもそも自分は水泳が大好きではありましたが、だからといって泳ぐのが誰よりも早かったというわけではありませんでした。
水泳選手になるのに特別必要な資格はなく、各都道府県の水泳連盟(協会)に選手登録をすれば、誰でも各種の大会に参加できますので、自分も何度か出場した事はありますが、あまり成績はよくありませんでした。
100m自由形を平均くらいのタイムで泳げますが、当然ながらそのくらいでプロになれるほど甘くはありません。
こういう部分でも、プロには程遠く、実力不足であるという挫折を味わうことになりました。
別の形で水泳を楽しみたい
そういったことからも、水泳選手になるのは無理でも、せめて水泳や海が好きな女性と結婚して、子どもにも水泳が教えられたらいいな、と考えるようになり、それが自分の小さな夢になりました。
これがある意味自分の夢の軌道修正だったと思います。
しばらくして結婚し、今では一児の父親になっています。
ちなみに妻は、最初からそこまで水泳や海が好きだったわけではないのですが、自分が何度もデートで海に誘ったり自分が泳ぐ姿を見せる内に水泳に興味を持ってくれました。
これは自分の努力もあったと思います。
そう都合よく美人で水着が似合って水泳が好きな女性と付き合えるほど甘くないのはわかっていました。
ただ自分の場合は、恋愛においても、水泳や海が好きというのを、かなりアピールしていました。
女性にもよりますが、自分の経験上「海が好き」とか「水泳が好き」という男性を嫌がる女性はあまりいませんでしたので、しっかりとアピールし、相手にも海や水泳に興味を持ってもらえるように努力しました。
今では30代になり子どもと一緒にプールに行くようにもなりましたが、夢を軌道修正したからこういう家庭を持てたのかもしれないです。
子どもも今のところは水泳を楽しんでくれています。