夢と挫折は紙一重?軌道修正して幸せになる方法}

夢と挫折は紙一重?軌道修正して幸せになる方法

2022.09.12 プレビューアイコン90

大きな夢を抱えていても、思い通りのレールを歩けないこともあります。


今回はひとつの挫折を乗り越えながら、軌道修正できた私の体験談をお伝えします。


「夢の途中変更は、悪いことなの?」と感じている方のヒントになれば嬉しいです。


小さな頃の夢は、ピアニスト


3人兄弟の一番上として、生まれた私。


物心ついた頃から、妹や弟の面倒をみるのが常になっていました。


なかでも得意だったのは、ピアノを弾くこと。


当時流行っていたアニメのメドレーをひいたり、リクエストされた童話を奏でたり、とにかく「音楽と触れ合うこと」が大好きでした。


そんな中で、しだいに「有名なピアニストになりたい」という夢が加速していきました。


サントリーホールのような大舞台で、多くの観衆を目の前にして、自慢の腕を披露するのが憧れだったのです。


「いいね、なれるんじゃない?」という親友の言葉を支えに、猛特訓。


高校生のときには音大入学を目指して、手にタコができるまで練習に励みました。


頑張っていれば、いつかは報われる。そう信じていたのです。


第一志望には受からなかったものの…


待ちに待った入試の日。


有名な国公立の音大と、私立の音大を受けました。


「絶対に受かる」と強気でいたものの、蓋を開けてみたら見事にどちらも不合格。


途方に暮れました。


気もそぞろになりながら、母親に「どうしよう」と相談しました。


頭がまっしろになり、何をどうすればいいか分からなかったのです。


ところが母は「あなたはどうしたいの?」と聞いてきました。


もう一度音大めざして浪人するか、はたまた別の学部を目指すか…。


「あなたの気持ちが強い方に決めなさい」と言いました。


それから数日は色々な本を読んだり、美術館に出かけたり、近所の公園を散歩したり、気ままに過ごしました。


自分の気持ちと会話するために、一人っきりになれる時間が欲しかったのです。


「夢を見続けるか、はたまた諦めるか」私の心は揺れていました。


見つけた、本当の幸せ


夢と挫折は紙一重


その後、両親や学校の先生と相談をしながら「音大に進む道」は諦めました。


「ピアノは好き。けれども職業にするのは、ちょっと違う」そう思ったのです。


企業にお勤めしながら、趣味でピアノを弾く。


おっとり型で緊張しやすい私にとっては、親友や大切な家族のためにプライベートで「ピアノを弾く」方が幸せではないかと思いました。


その後がんばって一年浪人をし、晴れて難関私大に入学しました。


英文学科を卒業して、とある企業に就職することができました。


「夢は叶えるもの」といわれます。


けれども途中で寄り道してみるのも、寄り道して他の道に進路変更してみるのも、ひとつの幸せな考えだと思います。


こだわらず、固執せず、ゆるやかに自分の道を見つけてみてください。

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