身体を壊し、人生の目標を修正、方向転換して見えたもの}

身体を壊し、人生の目標を修正、方向転換して見えたもの

2022.09.12 プレビューアイコン112

現在の私


現在の私は、50代の専業主婦です。


若い時は大手企業でバリバリ働いていて、休日もなく、昼食もカロリーメイトと栄養ドリンクという日々を送っていました。


当時、女性の総合職は希少で、健康な独身女子は、ほぼ出世街道に乗っていたと思います。


私も少なからず、その様な道を歩んでいくんだろうな、と思っていました。


いま、思い返すと、営業部長になることしか考えていなかった様に感じます。


視野が狭かったというか、それしか知らなかった、ということだと思います。


目標を修正したこと


バリバリ働いていた私は、ある日とうとう身体を壊してしまいました。今思えば当然です。


そこで、しばらくの間、休職することになり、自分を見つめなおしました。


一番大事なのは、自分の体であることが分かったのです。


会社勤めはどんなに長くても70歳までで、人生100年とすると、その後30年の夢の様な時間が待っているのです。


私は125歳まで生きたいと思っているので、55年、半世紀以上もの楽しい時間を過ごすことができる、かもしれないのです。


その30年以上の時間ををどれだけ素晴らしいものにするか、万全な準備をする為に、今からどうしたらよいかを考えました。


そして、復職後は身体に負担のかからない部署で一生懸命定時まで働く様になりました。


また、現在の仕事だけにとらわれることなく、定時で家に帰った後、副業としてできることはないか、模索して取り組んでいます。


方向転換してみえたこと


人生の目標を修正


「出世して営業部長になること」から、「退職後に、健康で楽しい時間を出来る限り永く過ごすこと」に目標の大きな方向転換をしましたが、そこで見えたことは、「答えは自分の視野の外にある」ということです。


仕事をしていても感じたことなのですが、自分だけでなく、チームで協力すると、思いもよらないアイデアが出てきたりすることは経験した方も多いのではないかと思います。


更に視野を広く、会社の外まで広げることで、更に自分の可能性が広がる、ということを感じています。


具体的にいうと、復職して全く新しい部署で働き始めた自分は、それまで営業でブイブイ言わせてきたトップセールスの看板を持つ自分ではなく、自分という人間力ひとつで1から再度人間関係や仕事の経験を積み上げていく必要があったのですが、とてもチャレンジングで、この年でこんな挑戦ができるのか、という感謝の気持ちを感じることがとても多かったです。


もし、何も知らないまま営業部長になっていたら、毎日お酒を飲んで体をまた壊し、週末ゴルフで家族と巡り合うこともできず、人生のたのしみを味わい尽くすことなく終わっていたのかとおもうと、この方向転換ができて、とても運が良かったと、今では感じています。


それがあったからこそ、今、結婚して幸せに暮らしているのだと強く思っています。

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