私には社会保険労務士試験に合格するという目標がありました。
それまで私が社会人として会社勤務をしている中でのさまざまな経験から、会社側も労働者側も双方それぞれの言い分があることを知り、それをうまく解決してみんなが気持ちよく働ける社会にしていきたいと思いました。
そこで会社と労働者の双方の目線から問題解決していくことができる社会保険労務士になりたいと考え、その資格取得を目標としました。
これは、私がそんな社会保険労務士試験に合格するために、どう取り組んだか、という体験談です。
社会保険労務士への道
いざ社会保険労務士になろうと社会保険労務士試験の勉強を始めると、そう簡単ではありません。
まずはその膨大な量に圧倒されました。
記憶力には自信があったのですが、あまりにも覚えることが多く、覚えては忘れる…を繰り返していました。
あまりの大変さで、次第に”なぜ社会保険労務士になりたいと思ったのか”という根本的な理由やその時の想いを忘れそうになるくらいでした。
段階的な目標設定
これではいけない!と思い、漠然と目標に向かって頑張るのではなく、しっかりと段階的な目標設定をし直し、徹底的に管理をしながら進めることにしました。
最初から大きく困難な目標設定をするとその達成までの道のりは遠く、当然目標達成が困難になります。
膨大な勉強量を漫然と勉強することをやめ、単元ごとにしっかりとスケジュール立てをして、進行を管理し、インプットとアウトプットを繰り返しました。
大きな目標の中にたくさんの小さな目標を設定し、ひとつひとつ着実にやり遂げました。
心が折れそうになるときには、社会に役立つ仕事をしたいという強い想いを思い出して意識することで、なんとかその目標達成に向けて頑張ることができました。
いい加減な勉強で合格できるほど甘い試験ではなかったので、理解が浅いと感じた部分はまた基本に戻るということもして理解を深めました。
一度やった内容を何度も繰り返すのは面倒で嫌な作業です。
しかし勉強をして理解しているつもりでも、量が膨大になれば前に学習したことは少しずつ頭から抜けていきます。
社会保険労務士になるという目標達成のためには、何回も繰り返し学習することが当然だと自分に言い聞かせて、
頭から抜けてしまった部分がないかどうかを後から確認し、忘れている部分はまた基本から学ぶということも組み込みながら、目標管理を徹底していきました。
目標達成に大切なこと
そして、頑張りの甲斐あって、見事目標達成ができました!
今回のこの挑戦を経験してみて、困難な目標達成のために特に大切だと感じたのは、なんといってもしっかりとした目標管理だと思いました。
漫然とやるのではなく、きちんとスケジュールや、やるべきことなどを体系的に組んで、ひとつずつこなしていくことが大切だと思いました。
現在目標を持ってそれに向かっている人は、ぜひ目標の細分化をして具体的な計画を立てるようにしてみてください。