今回は体調を崩した母の健康のためのジム通いを応援したことで、母の健康維持がキープでき、家族の絆も深まった我が家のエピソードです。
母の体調不良
母が体調を崩しました。
病院から帰ってきた母は、医師から体調不良の高血圧が原因であること、日ごろの運動不足を指摘されたと報告しました。
母はずっと専業主婦で、仕事が忙しい父に代わってすべてを請け負っていました。
家のことや、私たち子どもの学校のこと、さらには町内会のことなど、面倒なことを全部引き受けていたのです。
私たちから見ると、母はそんな状態で休む間もなくあちこち動き回ってきた印象しかなかっため、母と運動不足がイコールに繋がらずに驚いたものです。
ただ、子育てが落ち着いてのんびりできる時間が多くなり、体重も10kgほど増え、それが血圧上昇にもつながったようでした。
ジム通いを決意
このままでは大きな病気も引き起こしかねないと、私や父と相談して始まったのが母のジム通いです。
新しいジムが近所にできたばかりでちょうどよかったこと、ご近所の主婦仲間も利用を検討していたとのことで、母も初めてのジム通いに前向きな気持ちのようでした。
もちろん、これまで自分のことを二の次に頑張ってきた母が自分からやりたいと言い出したことを、私も応援したい気持ちしかありません。
なんとか応援したかった私は、インターネットで、母の年齢に合っている、体力づくりに適したプログラムを調べておすすめしました。
無理なく続けていけるように、体力がない運動初心者でも楽しめるピラティスや初心者向けヨガ、音楽に合わせて踊る高齢者向けのエアロビクスなど、私のパソコンからジムの紹介動画を見るだけで母はとても楽しそうです。
ジム初日は私が栄養満点のお弁当と特製スポーツドリンクを作って、応援の言葉とともに送り出しました。
3時間ほどで帰ってきた母はニコニコの笑顔。
自分の子どもよりも若いインストラクターに指導されながらの運動は思った以上に面白かったようで、これなら続けられそうだと喜んでいた顔を今でも覚えています。
応援のためにお弁当に仕込んでいた「がんばれ」のメッセージも嬉しかったようです。
朝早く起きて作った甲斐もありました。
健康になった母と家族の絆
それから数年経ちますが、母は今でも元気にジム通いをしていて、私も母の応援弁当を作り続けています。
これが楽しみだからジムに通っているところもあるなんて笑っていますし、羨ましがった父まで同じジムに通い始めたのは微笑ましい限りです。
私のちょっとした応援が母の励みになったのは誇らしいと思いますし、動きが若い時のようにきびきびしている姿を見て元気をもらっています。
家族の関係がとても良好ですし、幸い血圧もあれからだいぶ下がって来たみたいで、ダイエットにも成功しました。
今日も2人分のお弁当を作りながら、それを支えに運動を楽しんでいる母と父を思って、心の中で応援を続けています。