何かを成し遂げるためには、さまざまな力がなくてはなりません。
しかし何かを始めるとき、最初はとても小さな力から始まるものです。
力が小さなままであれば、目標の実現は困難になります。
しかし応援があれば、その力はどんどんと大きくなり、本当に力強く目標を達成することができるのだと実感した出来事をお話します。
ボランティア活動への取り組み
どの地域でもさまざまなボランティアが取り組まれていますが、その参加者は非常に少ないことが現状です。
私のチームも非常に小規模で、大きなプロジェクトであればあるほど実現が不可能になることが多いです。
しかし長年コツコツと続けていると、私たちの活動を見ていて、応援してくれる方々が徐々に増えていました。
ボランティアで一番大切なのは、ボランティアに興味を持ち、活動に参加してくれる方です。
しかし仕事などで忙しく、ボランティアに興味があっても、参加する時間が捻出できないという方が非常に多いのです。
しかしご自身が参加できずとも、代わりにインターネットなどでボランティアを募ってくれる方もいらっしゃいました。
このような応援が力となり、今もこうしてボランティア活動を続けることができます。
ボランティアはこのような応援で成り立っています。
大事なのは継続する力
ボランティアは「続ける」ということが一番難しいということになります。
ボランティアはいくら頑張っても認められるということはあまりありません。
誰にも認められないことで、むなしくなってきてしまうこともあります。
しかしモチベーションが下がった時に、応援の声を聴くことで、今おこなっているボランティアの価値を再確認することができます。
応援して下さる皆様の声や行動が、ボランティアを続けていく励みになるのです。
小さな声はやがて大きな力に
自分が携わるボランティアの中で、一番大変だと思うのは大規模な清掃です。
地球環境の危機が叫ばれる中、ゴミ箱に捨てずに路上に捨ててしまう人や、ひどい時には不法投棄や危険物などを山に捨てるといった行為が後を絶ちません。
「困るよね」「迷惑だよね」では解決しません。その大きな後始末を、誰かがやらなければならないのです。
これだけ大きな問題になっているにも関わらず、大幅な解決には至っていないのが実情です。
小さな集団では太刀打ちができないこともあり、限界を感じたこともありました。
しかし、多くの方が応援してくれ、それがやがて自然環境に取り組む企業に届き、そういった企業が協力してくれる機会も増えてきました。
このような大きな協力を得ることができるのも、きっかけは小さな応援から始まっていることを改めて感じました。
どうせひとりの力じゃ何も変わらないと思って諦めがちなことも多いですがひとりひとりの力が集まることで大きな力に変えられることがあります。
それを皆が自覚して、小さな道も一歩から進めていくことで、良い地域、良い国、良い地球にしていけたらと願います。